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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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先週、中小企業家同友会の青年部の全国大会で沖縄に行ってきました。・・・といえば聞こえはいいですが、どちらかというと開催地が沖縄だから行くことにしたという感じではありますけど〜。でもね、行くからにはちゃんと学びと気づきを得てきましょうというわけで、日頃の街づくりの活動に活かせるようにと、那覇市内の市場界隈の視察を兼ねた地域づくりがテーマの分科会を選んでみました。

これまでも沖縄には何度か来ていまして、那覇市内に市場みたいなのがあるというのは知っていましたが、ちゃんと見たことはありませんでした。特に今回は地元商店街の組合長さんやガイドさんの解説付きで見学させていただき、沖縄の歴史も合わせて深く知る機会になりました。

  

戦後のヤミ市からスタートした市場界隈の地域。アメリカの占領下でかろうじて現地民が暮らせるエリアに、とにかく生きるため、生活するために生まれたとのこと。次第に大きくなり組織化され、みんなでお金を出し合って川の上に店舗を作った水上店舗。日本に返還されてから行政の手も入り整備された公設市場。今となっては明らかに建築法に引っかかるでしょ〜と思うような、というか構造上大丈夫なんだろうか・・・と心配になるような造りがあったりもしますが、当時の方々の「生きるため」という退っ引きならないけど、でもとてつもなく大きなエネルギーを感じました。

  

そして、現在。組合長さんのお話では、利用者の7割が観光客とのこと。ここ数年では、全国的な傾向と同様、アジア系の外国人観光客が増えているそうです。文化的背景位の異なる外国人観光客が利用することでトラブルが起こることもあり、本来は地域住民が生活するために始まった市なのに、観光客に押されて地元の方の利用が減っていることに危惧を感じていらっしゃるようです。

  

私も地元の商店街にどうやったら人が集まるのか、日頃、メンバーと話し合っていますが、観光地はあまり頑張らなくても人が集まっていいな〜と思うこともあります。そういう点で、日本で最も観光資源が多い地域とも言える沖縄で観光客をターゲットにするというは当たり前の流れかなと思うわけです。でも、その中にあって、どうやったら地元住民の利用を戻せるかということに試行錯誤している様子が、非常に印象に残りました。

  

経営者の集まりの大会に行って、地域づくりを学ぶといういささか異色な感じではありますが、私としては有意義な学びと気づきをいただきました。
やっぱりね、住んでいる人が良いと思う街にしたいよねってあらためて思いました。

さて、大会終了後には近くの離島にちょっくら・・・。
つづく・・・。

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