今日は、勤労青少年ホームでのコーチング講座の日でした。
私は、連続講座を行うときに、毎回必ず入れるメニューがあります。それは、ペアのお相手の方に、自分が前回から今日までを振り返って印象に残っていることなどをお話いただく、ペアワークです。今日も、早速、1週間の振り返りのペアワークから入りました。
そしたら・・・、どのペアも、とってもいい雰囲気で会話をしていらっしゃるではないですか~! 聴き役の方は適度に相づちを入れ、話し手のペースに合わせて、話し手が考えているときはじっくり待ち、ひと通り話し終わったら、心から自分が感じたことを伝える。どの話し手の方も、とてもリラックスして気持ち良さそうにお話していたのが印象的でした。
講座も4回目ともなると、皆さんかなり慣れてきた、ということもあるのかもしれません。でも、今回の講座は、スキルを学ぶための講座ではなく、ご自身の生き方について考えていただくセルフコーチング的な内容の講座です。コーチングのコミュニケーションスキルは、本当に触り程度にしかお伝えしていません。なのに、ペアワークでは、皆さん素晴らしい名コーチぶり!
自分の人生について深く考えると、自分の人生は他に二つとないものであることに気付きます。そのことで、他人の人生についても、かけがえのないものなのだと思うことができるのかもしれません。その気持ちが、相手のことを思って話を聴く、という姿勢に現れたのでしょうかね。
やはり、コーチングはスキルの前にあり方!
今日もまた、皆さんに教えられました~。
「私は、気持ちや思考を切り替えるとき、スイッチが思い浮かんで、そのスイッチを手で回すんです。」
「え!? そんな映像が浮かぶんですか~。」
「はい。今のスイッチは、新車のキーのところのスイッチと同じです。」
「へ~~、そんなに具体的に・・・。」
今日、お会いしたクライアントの方が、こんなことを話されていました。もっと説明しますと、以前は、職場のお部屋の電気のスイッチと同じものだったそうなのですが、最近、新車を購入してから、スイッチも変わったとのことです(笑)。とってもリアルですね~。
気持ちや思考を切り替える、というのは、言葉で言うほど簡単なことではないと思いますが、その方は、それを意図的にできる方です。もしかしたら、このスイッチが、そのタイミングや、し易さをサポートしているのかもしれません。
そのようなお話を伺ったので、私自身が気持ちを切り替えるときに、私の内側ではどのようなことが起こっているだろうか、と考えてみました。私の心の中のイメージでは、足元に漂っているドライアイスの煙が舞台袖に消えていくような感じで、新たな気持ちや思考に変わっていきます。あまりカッキリとした切り替わり方ではないですね・・・(笑)。
このような、心象映像や心象体験をお伺いすると、相手の方の中で何が起こっているのかをつかみ易くなりますよね。今日は、とっても面白く、興味深いお話をお伺いすることができました~。