今日は、BGMに綾戸智絵さんが歌うJAZZをかけていました。
数年前に、TVで、綾戸智絵さんが歌う「テネシー・ワルツ」を聴いて、涙がポロポロと溢れてきたことがあります。歌い方が上手いとか、曲が良いとか、そのようなことは関係なかったように思います。綾戸さんの魂が、私の魂を揺さぶり、身体の内側から涙を引っ張り出した・・・という感じです。
それ以来、ときどき綾戸さんの歌を聞くようになりました。綾戸さんは、現在に至るまで、様々な挫折や障害を乗り越えてきたという話を耳にしたことがあります。綾戸さんの歌声からは、その力強さを感じ、何だか私にも不思議な力が湧いてくるような気がします。
生き様から溢れるパワー。素敵ですね~。
昨日は、障害者の態様に応じた委託訓練事業の知識・技能習得訓練コースの見学のため「ふれあいランドいわて」まで行ってきました。9月から11月までの3ヶ月間のプログラムで、運営は「いわてパノラマ福祉館」がされています。
私が担当している高校生就職ガイダンスにおいても、養護学校の生徒さんが参加される場合もあります。私自身、障害者福祉に直接関わった経験がありません。そのような生徒さんにとって、私たちがどのように対応することが望ましいのか、いつも自分に問いかけながらガイダンスに臨んでいました。そのような中、「いわてパノラマ福祉館」の方とお会いする機会があり、障害者の就労支援の現場に触れさせていただく機会を得ました。このご縁と、快く私の来訪を受け入れてくださった「いわてパノラマ福祉館」の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
訓練コースといっても、そこでは、ただ黙々と技能訓練が行われているわけではありません。スタッフの方々はとてもユーモラスで、受講者の方と熱心にコミュニケーションをとられ、笑いが絶えない温かな空間でした。教室全体に、皆さんの信頼感が溢れている感じがしました。「いわてパノラマ福祉館」の代表の方がとおっしゃっていました・・「いくらパソコンが出来ても、それだけでは仕事には就けません。やはり大事なのはコミュニケーション力です」。 まさに、受講者の方にコミュニケーション力が身につくようにと心を砕かれているのを感じました。そして何よりも、受講者の方が、技能のことより、他の参加者の方々と交流が持てることの喜びを語られていたのが印象的でした。
受講者の方のひたむきな姿勢と、スタッフの方の温かい心に、私も勇気をいっぱいもらって帰ってきました~。
「ふれあいランドいわて」にあったナナカマド
実が真っ赤・・・。
今日の盛岡は空気が澄んでいて、日差しがとても輝いていますね。
昨日、中学時代によく聴いていた音楽を聴く機会がありました。不思議なもので、中学時代の光景が鮮やかに思い出され、当時の感覚が妙に生々しく蘇りました。誰しもこのような体験をしたことが一度はあるのではないでしょうか。
このように、過去の出来事や感覚を思い起こすきっかけとなるものを「アンカー」と呼ぶことがあります。こんな話をすると大げさですが、例えば・・・
”ある用事ができて隣の部屋に行ったけれど、いざ来てみたら肝心の用事を度忘れしてしまった。「あらら~とうとうボケちゃったわ~」なんて一人突っ込みを入れながら、もと居た部屋に戻ってみると、「あ!そうだった、そうだった~」と忘れた用事を思い出す・・・”
まぁ、よくあることですね~。これも、もと居たお部屋が用事のアンカーになっているといえます。コーチングでは、モチベーションを維持したり、望む行動を習慣化したりするために、このアンカーを逆に使うこともあります。
私がアンカーにより思い出したのは、とてもエネルギーに満ち溢れた自分でした。あの頃は良かったね、とただ懐かしむだけで終わることもできますが、その感覚をときどき思い出して、今の自分のエネルギーにできたらいいな、と思います。
ときどき聴こう~あの音楽を・・。
自己肯定感―あまり耳慣れない言葉と感じる人もいるかもしれません。根拠のない自信、とでも言いましょうか・・「自分はやったらやれる!」そのような気持ちですかね。
私のコーチもよくおっしゃるのですが、コーチングをしていて、より高い成果を出すクライアントの方は、まさにそのような気持ちをお持ちになっています。これに似たような心理学的検証として、期待される子が伸びる、ということが言われていて、「ピグマリオン効果」として知られています。根拠を自分で自覚していなくても、「なんとなくやれそう・・。」そう思えることが成果へのシグナルです。昨日、クライアントの方ともこのようなお話をしました。
コーチの役割のかなりの部分は、この自己肯定感を高めることにあると思っています。コーチと時間を過ごす前より後のほうが、元気や勇気が湧いていること、それがまず何より大切だと感じています。もちろん、クライアントの方の成果は、コーチング以外の時間にどのような行動をするか、によるわけですが、そのエネルギーの源は、やはり自己肯定感ではないでしょうか。
盛岡はすっかり秋めいて、朝晩が涼しくなってきましたが、クライアントの方々と心温まる時間を過ごせているのをとても幸せに感じています。
今日は、玉山区の姫神ホールで行われた盛岡市主催の「もりおかNPO市民協働フォーラム」のお手伝いに行ってきました。私がコーチングの講座をさせていただいている「サンライフ盛岡」を管理するNPO法人「アイディング」が、このフォーラムを運営しています。
そのロビーでは、「昔あそび手作り教室」が同時開催されていました。フォーラムに集まった子供たちが、盛岡市少年指導員連絡協議会の方々に、昔のおもちゃの作り方を教わりながら一緒に作って遊ぶ、というものです。最初は照れくさそうに逃げ腰で様子を見ていた子供たちですが、竹とんぼや割り箸鉄砲など、見たこともないおもちゃに引っ張られるように徐々に寄ってきます。ご年配の協議会の方々はまるでマジシャンのようで、次から次へといろいろなおもちゃが出来上がります。その発想はとても柔軟で、さらに楽しく、そして安全で使いやすくなるような工夫がどんどん施されていきます。そして、子供たちはのめり込むように作り始め、気がつくと、ロビーには、割り箸鉄砲を持つ子供たちが駆け回り、鉄砲玉の輪ゴムや竹とんぼが飛び交っていました・・・。
協議会のある方がおっしゃっていました・・「教えるんじゃないんだよ・・。子供たちが自ら手を動かしていけば、自然に覚えるし、新しいものが生み出されるんだよ・・。」
なるほど・・・。遊びも学びも一緒ですね~。そんな風にして、子供たちがいろいろなことを学んでいってくれればいいな~と思いました。そんな子供たちの環境を作るために、コーチングが活かせればと思っています。
先週、長崎で行われたセミナーを受けてきたのですが、なんと!巨大台風に直撃されました・・・。半日、ホテルに籠城する羽目になりましたが、盛岡ではあのような巨大台風を経験することはまずないので、貴重な体験だったとも言えます。なにしろ、台風が真上にあるときに、頭痛とめまいに襲われたのですから・・・。台風が通過したら治まりました。超低気圧、恐るべし・・・。
なんとか無事に盛岡に帰って数日、いいお天気が続き、まだ夏のつもりで過ごしていましたが、ん・・なんだかお肌がカサカサ・・・。「盛岡はもう秋です。」と私の乾燥肌が教えてくれました・・。そうか・・。今朝は気温もかなり低かったですものね~。
身体って思っていたより敏感なのだと改めて感じたここ数日の体験です。
コーチングをするときも、そして自分自身に対しても、心の声に加えて、身体の声にも敏感でいたいですね。