コーチングの講座の2回目が無事に終了しました~。今回は、コミュニケーションのタイプごとに分かれたグループワークなども入れたので、前回より和やかな雰囲気で進めることができ、少しほっとしています・・・。アンケートでも、「質問の仕方一つで答え方が違うことを学んだ。」「タイプによってこんなに差が出るとは思わなかった。」「生活の中に活かしていきたい。」などといったコメントをいただき、少しでも受講者の方のお役に立てたようでよかったと思っています。
今回のタイプごとに分かれたワークでは、各タイプの特徴がよく出ていて、見ている私のほうが興味深かったですね~。コーチングでは、コミュニケーションや行動の特徴から人を大まかに4つのタイプに分け、それぞれのタイプに合わせたコミュニケーションのとり方を意識したりします。その分類の良し悪しはともかくとして、受講者の方には、人とはこんなにも多様なのかということは実感していただけたのではないかと思います。
今回の講座で私が最もお伝えしたかったことは、まず自分と相手は異なった価値観を持っている可能性があるというところに立ち、コミュニケーションをとっている相手の方の反応をよく観察して柔軟に対応してください、ということでした。今回お伝えした各タイプに対する接し方というのは、もちろん一般論でしかなく、結局のところは目の前の相手一人ひとりに合わせて対応しなければ、本当によいコミュニケーションにはなりません。ただ、相手のタイプはなんだろう?というように、相手の方に興味を持ってよく観察するためのきっかけにしていただければと思っています。
月末には、また新しい講座をスタートする予定です。さらに良い内容をご提供できるように、もうひと工夫してみようと思います~。
盛岡は、里の紅葉がピークを迎えていますね。市内では、赤はカエデやナナカマド、黄色はイチョウが多く見られます。昔から、どうして落葉樹は色づくのだろうかと、気になっていました。コーチたるもの、未完了をそのままにしてはいかん!・・・と、昔取った杵柄、研究者だった血が騒ぎ、ちょっと調べてみました~。
秋から冬にかけて気温の低下とともに、落葉樹は葉を落とすための準備として葉と枝の境に離層を形成します。これにより、葉と枝の間で水や養分の流れが妨げられ、今まで葉を緑色に見せていた葉緑体の中にある色素、クロロフィルが老化してアミノ酸に分解されます。イチョウなど葉が黄色くなるのは、緑色の葉緑素の分解により、もともと葉に含まれていた黄色のカロチノイドという色素が目立って現れてくるためだそうです。 また、離層の形成により、葉で生産された糖分が枝の方に移送されるのが妨げられ、葉の中に残ってしまいます。カエデ、ナナカマドなど葉が赤くなるものは、葉に貯まった糖分やアミノ酸からアントシアンという赤い色素が合成されるためだそうです。
赤くなる葉と黄色になる葉では、その中のメカニズムが若干違うんですね~。もともと潜在的にあったものが顕在化して表に現れたり、今まで持っていたものを材料に新しいものが生み出されたりしているわけです。
どんな人も、自分自身でさえまだ気づいていない様々な能力や、いろいろなことに応用できる可能性のある豊かな知識と経験を、その内側に持っています。人が成長したり、大きな変化をするときにも、内面的には色づく木々と同じようなことが起こっているのではないでしょうか。
クライアントの方の内側にある、まだ隠れていて見えない黄色の色素や赤になる可能性のある材料を見つけてあげられるようなコーチでありたい、そう思いました。
昨日は、盛岡市仙北町のサンライフ盛岡で、「日常会話に活かすコーチング講座」を行いました。2回コースの1回目です。コーチングの考え方やコミュニケーションスキルをお伝えして、日常のコミュニケーションをよりよいものにするために役立てていただく、という趣旨で企画したものです。
講座が始まる前、参加者の方がお集まりの教室に最初に入ったときの私の印象は・・・ん・・硬い・・緊張感が漂っている・・・。 ・・・と思ってしまったのがいけなかったのです・・・。なんとか雰囲気を和らげようと必死になっている私がいました・・・。 ところがです、参加者のアンケートで、「先生の表情が硬かったですよ~。」と書いてくださった方がいらっしゃいました。 なんと!そうか・・・原因はわたしか・・・。あ~~たしかに、言われてみればそうだったんだろうと思います。
―状況は全て自らが作り出している
まさにそれを実感した講座でした。
出だしの表情は硬くなってしまいましたが、講座の内容や進め方については、「会話の事例もあり、説明がわかりやすかった。」「ペアワークで実際にやってみることで理解が深まった。」との感想もいただき、胸をなでおろしています。
来週の2回目の講座では、私自身が講座を楽しみたいと思いま~す!
今日は、ファシリテーションの講座を担当してきました。以前も記事に書きましたが、
会議というかなり堅いイメージのテーマのうえに、内容は初めて学ばれる方には少し難しく感じられるのではないかと思っていました。それを少しでも緩和しようと、講義はポイントのみに絞り、ワークをなるべく多く入れるようにプログラムを考えました。
講座にお集まりの皆さんは、さすがボランティア活動をしたいという意欲を持った方々だけあって、とても積極的にご参加いただきました。その受講者の方の積極的な姿勢にも随分助けられ、いい雰囲気で講座を進めることができました。受講後のアンケートでも、「ワークで実際にやってみて勉強になった」、「会議を進めるうえで合意を得ることの大切さがわかった」などというコメントをいただき、少しほっとしているところです。しかし、まだ「難しかった」と感じられた方がいらっしゃったので、今後の課題にしていきたいと思っています。
さてさて、明日は、コーチングの講座です。
講座の風景
夏の高校生就職ガイダンスの報告会に参加してきました。高校生就職ガイダンスは、厚生労働省の主催で、(株)インテリジェンスがその委託を受け企画・運営をしているものです。夏休み期間には3年生を対象、冬休み期間には2年生を対象として実施されています。この夏は、昨年よりも参加者が大幅に増え、その内容も好評だったとのことです。私は、青森、岩手などを中心に、11箇所を担当させていただきましたが、微力ながら、関わったものの一人として、大変嬉しく思っています。
ガイダンスは、全国各地津々浦々で開催され、開催数は200回を超えます。そのため、担当する講師の数もかなり多いです。ガイダンスの講師の先生方は、本当に皆さん個性的です。
―熱血教師のように、熱く生徒を引っ張っていかれる方
―生徒の目線まで降りて、陽気で和やかに進められる方
―ご自分の経験とデータに基づき、緻密で説得力のあるお話をされる方
でも、講師の先生方に共通しているのは、「生徒の皆さんに自分に合った進路選択をしてほしい!そして、なるべく早く望む就職をしてほしい!」という強い想いがあることです。ガイダンスでご一緒する講師の先生、皆さんから、それをひしひしと感じます。
コーチングのセミナーでもお話しするのですが、私は、人が人を動かすのは「やり方」ではなく「あり方」だと思っています。究極のところ、「想い」が人を動かすのだと思います。そのような想いを持った先生方と一緒にお仕事ができることを幸せに感じつつ、自分も頑張らねばと身を引き締めて帰ってきました。
北海道日本ハムファイターズ、優勝しましたね~。とうとうやりましたね~。北海道の皆さん、ファイターズファンの皆さん、おめでとうございます!
テレビで試合前の様子を見ていたら、ファイターズの選手の皆さんは、自己肯定感の塊のようになっているのを感じました。ひょっとすると、このまま4連勝するかもな・・・なんて思ったりもしたのですが、先取点を取られ、さすがにそう簡単にはいかないか・・・と思いながら、私はコーチングに出掛けました。ところが、ところが、帰ってきてみると、優勝しているではありませんか!!「やったらやれる!」その気持ちの強さはそう簡単に止められるものではないんですね~。
最近、コーチングを通して感じるのですが、自己肯定感に加えて、成功のイメージや理想の将来像がどのくらい鮮明に描けるか、というのが、自己実現の重要なポイントになるように思います。男泣きしている新庄選手を見て、「これからは北海道だ!」と言った3年前の新庄選手の台詞を思い出しました。「ホームランを打つ!」と言ってホームランを打ち、「MVPをとる!」と言ってMVPをとる、そのような新庄選手の「宣言実行」は何度か話題になったことがありますね。新庄選手には、この優勝の瞬間が鮮やかにイメージされていたのかもしれません。
何はともあれ、北海道日本ハムファイターズ 優勝おめでとうございます!
(自己肯定感:9月26日の記事をご参照ください)
気がつけば、来週から11月ですね。今年が終盤に差し掛かることをなんとなく意識しはじめる頃です。第4コーナーを回って、ゴールテープがチラッと目に入った感じでしょうか。
この時期になると、私はとても楽しみにしていることがあります。
それは・・・来年のスケジュール帳とカレンダーを探すこと。
あの文房具屋さんのあれがよかったとか、こっちの雑貨屋さんのこれもよかったとか、あちらこちらを見て回ります。そのように楽しく迷いながらも、早く買わないと売切れたりしないかと心配したりもして、気分的にもわりと忙しかったりもします・・・。しかも、必ずしも気に入ったものが見つかるとは限りません。昨年は、かなり迷って今年のスケジュール帳を選んだのですが、使ってみるとあまり手に馴染まず、途中で別なものに換えてしまいました。
先日、「さ~て、そろそろ来年のスケジュール帳を探そうかな~。」と、下見気分で市内の文房具屋さんを覗いてみたところ・・・ なんと、なんと! とってもピン!とくるスケジュール帳に出逢いました~。即決!即買!! 直感、インスピレーションとでもいいましょうか~。 こういうこともあるんですね~。
こんな些細なことなのですが、来年がとても素晴らしい年になるような気がしている私がいます。
日本キャリア開発協会主催の「ニート・フリーター支援実践力養成講座」の第2回目を受講してきました。今回は、主にニートを対象にしたカウンセリングについて学び、多くの事例に基づいたカウンセリングの実践トレーニングをしました。
実際にニート支援をしていらっしゃる講師の先生から、現場での対応の仕方についてお伺いしたのですが、「結論から言うと、“答えなどない” というのが本当のところです。」とおっしゃっていました。それなりのセオリーやコツというのはもちろんあるものの、やはり現場においては1対1。相手の方にとって何がよいかは、その方にしかわかりません。もしかしたら、その方ご自身にもわからないことかもしれません。目の前の方と真摯に向き合い、その方に合わせた対応をするしかないということがよくわかりました。
「10人のクライアントがいたら、その10人全ての力になれるとは思わないでください。もちろん、その全ての方に精一杯向き合いますが、私は、その中の一人でも二人でも、よい方向に動いてくれたらいいと思ってやっています。家にこもっていたニートの方が、少しでも外に目を向けてくれれば、それだけでもよかったと思っています。」
最後に、カウンセラーの先生からいただいたお言葉です。
人の力になれるということは、とても素晴らしいことであり、大きな喜びにもなります。逆に、それができないと、時として自分を責め、無力感にかられることがあります。でも、人を変えられると思うのは、ただのエゴなのかもしれないと思いました。
力んでいた肩の力を少し抜いて帰ってくることができました。