先日、私の札幌在住のコーチ、石川尚子コーチが執筆なさった本が出版されました。石川コーチは、2年ほど前から本を出版する夢を語られていたのですが、さすが!石川コーチ!!見事な有言実行での成果に、ただただ敬服するばかりです。
石川コーチは、いろいろな分野でご活躍されていますが、大学で学生さんにコーチングやコミュニケーションの講義をされたり、高校生に対しての就職カウンセリングや就職ガイダンスのお仕事もされています。今回のこの本の内容は、その大学生や高校生の皆さんとのやり取りのエピソードや、そこから石川コーチご自身がお感じになったことをまとめられたものです。
文章は会話調の部分も多く、まるでその場に居るような臨場感を感じます。特に私は、石川コーチと同様、高校生と接する仕事をさせていただいていますので、共感を覚える部分が非常に多かったです。高校生・大学生と実際に触れ合うと、彼らが本当に無限の可能性を秘めていることを強く感じます。そして、それを引き出してあげたいと心から思うのです。
石川コーチの、コーチの枠にとらわれずに教育の一端を担いたいという大きな想い、そして、「教育」 を 「共育―共に育つこと」 と捉えていらっしゃるそのあり方を、是非とも皆さんにもお感じいただければと思います。
お薦めの一冊です!
「子供を伸ばす共育コーチング」
―子供の本音と行動を引き出すコミュニケーション術―
石川尚子 著 岸英光 監修 つげ書房新社
やりました~!盛岡商業高等学校!!
最後まで諦めずに、ひたむきに頑張っている姿、それが実を結ぶかのような逆転での勝利!ほんと~うに、すばらし~い!
見ているほうは手に汗にぎり、一喜一憂、はらはらドキドキ。きっと、大人たちの中には、「どうぜ・・東北のチームは優勝なんか・・・」、「盛岡にそんないいことが起こるはずがない・・・」 などという気持ちで見ていた方が多かったことと思います。かくいう私も、先取点を取られてしまったときは、「あ~やっぱりね・・・。だめだったか・・・。」と諦めモード。その後、PKの機会を得たときは、「お!これを入れると同点になるから・・・。」などと先走って計算をし、そのPKを外したのを見るや、「ここで外すんじゃ、流れは完全に向こうにあるよね・・・。でも、ここまでよく頑張ったよ・・・。」と、ねぎらいモードに入ってしまっていました。なんとも情けないことです・・・。
ところが、ところが、彼ら盛岡商業のイレブンたちは本当に強い心を持っていました。PKを外しても、その分取り返すぞと前に向かい、残り時間が少なくても、諦めずに得点を決めにいく。すばらしい精神力と、強い意志だと思いました。その心を根元で支えたのは、監督に対する想いだったのでしょうね・・・。自分の夢をどれだけ強く想うか、そして、それを成し遂げれるとどれだけ自分を信じられるか、それが形となって現れた試合だったように思います。
盛岡商業高校の選手の皆さんは、これまでの、盛岡市民、岩手県民、そして東北人が、なんとなく抱えていた固定概念を覆すに十分すぎるほど、私たちに勇気と感動を与えてくれました。そのことに心から感謝をしたいです。そして・・・
優勝おめでと~う!!