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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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一昨日は、とある企業さんからのご依頼で、コーチングの1日研修をさせていただきました。

企業さんからのご依頼の場合、通常、講座に参加していただく皆様は、自発的に集まった方々ではなく、指示を受けて集められた方々です。ともすると受講者が受身になりがちで、進める私の方で、できるだけ能動的に学んでいただけるようにするための工夫が必要です。今回も、なるべく体験型のワークを多く入れ、内容を実感していただけるようにしてみました。

それでも、やはりすべての人に楽しんで学んでいただくのはなかなか難しいですね。中にはアンケートに、「あきました」とかって書かれる方もいらっしゃいました・・・。お一人だけでしたが・・・それなりに凹んだりもします・・・(涙)。まぁ、でも考えてみたら、人それぞれ価値観も違うわけですから、「すべての方にご満足いただける」ということ自体がありえないことなのかもな~と、気を取り直しているところです。

でも、実は、今回の講座では、それを取り返すに余りあるほどの嬉しいことがあったんです。講座の休み時間に、受講者のお一人がわざわざ私のところまで歩み寄ってこられて、声を掛けてくださいました。「わたし、今回のこの講座ね~、所属部署で他に行く人がいないから、しかたなく来たんですよ~。でもね~、今日は本当に来てよかった~。とっても良いことを学べて、得しちゃいました~。」

いや~~本当に嬉しいですね~! 講師冥利に尽きるというものです~。たとえ全員には伝わらなかったとしても、このように言っていただける方がいてくださるだけで、本当に光栄なことです。

これを励みに、次も頑張りたいと思います!
木曜日に行った、「ビジネスパーソンのためのコーチング基礎講座」のご報告です。
今回、扱ったテーマは、承認とメッセージの伝え方です。もちろん、この内容だけでも突き詰めれば、どんなに時間があっても足りないくらいだとは思いますが、今回、当初予定していたプログラム内容ですと、少し時間的余裕があるようでした。そこで、おまけに取り入れたのが「沈黙」ついてです。

「沈黙」には、かなり大雑把に分けて、相手がちゃんと考えていることによって起こる沈黙と、考えていない状態での沈黙があります。人によっては、「沈黙」がとても嫌いで、ついついこちらから話し始めてしまうという方もいらっしゃるかと思います。実際の会話で、相手が考えていない沈黙ですと、聴き手があえて待つ必要はあまりありません。一方で、コーチングにおいては、相手が深く考えている状態というのは、ある意味望ましい状態です。ですから、相手が考えている状態であれば、きちんと自分の答えが出てくるように待つことも必要になってきます。

その相手の状態をつかむために、最も重要なのが、相手をよく観察することなのだろうと思います。そこで、講座の最後に、相手を観察するワークを入れてみました。話し手にはあらかじめ指示を出して、質問の回答を考えている状況と、全く考えていない状況を作り、聴き手にそのときの相手の表情などの違いについて実際に観察していただきました。そしたら・・・「あ~わかる、わかる~。」などという声も上がり、皆さん、その違いをきちんと見分けられていたようでした。

前にも書きましたが、コーチといえども、目の前の方を100%わかるわけではありません。でも、人は、その内側で起こっていることが、多少なりとも外側に表出してきます。目の前の人を少しでもわかろうとするのなら、よく話を聴くだけではなく、その人が発している、有形無形のメッセージを敏感にキャッチしていくことが大切です。
にわか仕込みのワークでしたが(笑)、そんなことを体感していただけたら嬉しいです。
最近、さんさ踊りの、“横笛”の練習をしています。ようやく、それなりに吹けるようになってきました。

みなさん、知ってます?さんさ踊りの横笛の楽譜がどんなものか。出てくる音の順番に笛の指の押さえ方が描いてあり、その絵の横に、太鼓の音を示す(と思われる)カタカナがふってあるんです。そして、音の長さに至っては、全く表記されていない・・・。はっきり言って、初めは、これでどうやったら吹けるようになるのだろう・・・と思いました。
こんなです↓
http://www.ccimorioka.or.jp/sansa/pdf/hue.pdf
ちなみに、太鼓の楽譜は、なんとカタカナのみ。それに左右の表記がしてあるだけなんですよ~。
こんな↓
http://www.ccimorioka.or.jp/sansa/pdf/taniber.pdf

何日か自主練習を重ね、なんとか曲っぽく吹けるようになってきたので、昨日は太鼓の方と合わせてみました。そしたら・・・大体出来ているような気もしましたが、なんだかしっくりこないところがあったんですよ・・・。それで、よくよく楽譜を確認したら、やっぱり間違っていました~(笑)。さすが、伝統芸能!感覚的にも太鼓と合うように出来上がっているんだな~と思いました。

楽譜といっても、上述の通りですから、半分は口伝えで受け継がれていったのだろうと思います。もしかしたら、歴史を重ねるごとに、昔のメロディーから変化をしていって、今のメロディーになっていったのかもしれません。より吹きやすく、太鼓と合っていて、祭りに対するエネルギーを乗せやすいようなメロディーに。そして、そういう意味では、これからも変わっていく可能性もあるのかなと思いました。

さて・・・そんな「伝統」というものの面白さを感じながら、本番までさらに練習に励みたいと思います~。

*横笛と太鼓の略譜は、「盛岡商工会議所」のホームページからダウンロードしたものです。
5月から、体験型連続講座の「青少年ボランティアセミナー」が、中央公民館で行われていました。受講生は、主に高校生が中心の青少年です。私は、何度か進行役をお手伝いしてきましたが、昨日、その最終回でした。

この講座では、7月初めに中央公民館で行われる「中央公民館祭り」において、受講者が、自分たちがしたい、もしくは、自分たちができるボランティアをゼロから企画して、準備し、実際にそのボランティア活動を行う、ということを目的にしています。昨日の最終回では、そのボランティアを実際にやってみての成果や感想を報告する発表会でした。各グループともに、そのイベント内で、ある一定の役割を果たしたようですし、地域住民との触れ合いもあり、学生さん自らも楽しみながらボランティア活動ができたようでした。

グループごとの発表が終わった後、全員で輪になって、一人一言ずつ今回の活動の感想と今後に活かしていきたいことを話してもらいました。そしたら・・・、みんな堂々と自分の言葉で発表するではありませんか~!それを見ながら、この講座の初回のときに、うつむいたままボソボソと話していた彼らを思い出し、ほんの短期間での彼らの大きな変化を感じました。

彼らは、まだ、自分たちの外側で起こったことからの学びに心を向けているようでした。でも、その内側には、確実に一回りも二回りも大きく成長した自分がいることでしょう。彼ら自身、いつ、その自分の成長を実感するのかな~と、微笑ましく思いながら、講座を終了しました。
1週間ほど前のことです。パソコンに不具合が生じ、メールソフトに溜め込んでいた、約2年半分の受信メール、送信メールが消えてしまいました・・・。ぜ~んぶ・・・。

どのメールも、もしかしたら今後また必要になるやもしれぬ・・・と、ずっと捨てきれずにいたのですが、そもそも、溜め込みすぎが不具合の原因の一端だったのかもしれません・・・。ある時期の分までは、一部の大切なメールや重要だと思われる添付書類などは別に保存してあるのですが、まさか全てではなく・・・。
これまで、私に想いの丈をメールでしたためてくださった皆さまに、この場を借りてお詫びします。

一方で、これまで随分固執していたわりには、飛んじゃってもわりと冷静な自分がいました。この1週間、事務的には問い合わせをしなおした件もありましたが、それも、さほど困ることはありませんでした。もちろん、心を込めて書いていただいたメールを軽んじているわけではありません。過去の歴史を形に留めておくことも大切な場合もあるでしょう。でも、「物」を手放してみると、意外にきちんと心に刻まれていることがわかります。

多くの方に申し訳ないな~という気持ちになるとともに、「物」を手放すことで、物事の本当の価値に気がつくこともあるのかな、という貴重な発見をさせていただいた、ちょっと痛い体験でした~。

(過剰に心配なさる方がいらっしゃると困るので、念のためにご報告しますと、飛んだのはメールだけでアドレズ帳は無事、そのほかのソフトや書類もみな無事です~。)
先日、ある方のお誕生日のお祝いに、本をお贈りしました。そのときの、少し不思議なお話です。

2週間くらい前から、そのお贈りする方をイメージして、どんな本が喜んでもらえるか、プラスにしてもらえるか、と考えておりました。そして、自分が読んでもいない本をお贈りするわけにはいきませんので、自分の本棚とにらめっこをして、これにしようかな~、それともこっちかな~と、あれこれ選びながら・・・。最終的に、候補が2冊に絞られました。そして、かなり迷った末、お誕生日の2日前に、「よし、こっちにしよう!」とようやく決まったのです。

もちろん、お贈りするのは新品のものですので、その選ばれた本を買いに、まず家の近くの本屋さんへ。かなりメジャーな本でしたので、小さい本屋でもたぶん置いているだろう、と思っていました。ところが・・・、ありません。あらら・・・品切れか~と、その日はあきらめ・・・、翌日に、今度は市内の大きな本屋さんへ。ところが、ところが、そこにもありません・・・。頑張ってもう1軒回ってみましたが、そこでも見つかりませんでした。お誕生日は明日です。今日買わないと間に合いません・・・。

そのとき、私は思いました。これは、神様が最後に迷ったもう1冊の方をプレゼントしなさいと言っているのではないか・・・と。そこで、もう1冊の本を買い(こちらは、難なく見つかりました)、そちらをプレゼントすることに・・・。

さてさて、お贈りした方の反応は、といいますと・・・。とっても喜んでもらえました~!何よりも、その方の現状において、ピッタリな本とのことでした。いろいろお話を聴いてみると、最初に選んでいた本より、お贈りした本の方が、そのときのその方には、とてもプラスになるものだったようで、やはり、神様のお声だったんだろうか・・・と思いました。まあ、いろいろあったけど、喜んでもらえたし、よかったです。

そして、実は、もっと不思議なことがあったんです。その方に本をお贈りした翌日に、家の近くの本屋さんに寄ってみると・・・。なんと!あんなに探しても見つからなかった最初の本が、平積みになっているではありませんか!?
ちょっと鳥肌が立ちましたけど、その方にとって、本当に必要なものが手元に渡ったことを確信しました~。
最近、クライアントの方から、本や映画を紹介されることが多くなってきました。

心に残った一作、人生を変えるような一作、自分の思いを代弁してくれているかのような一作、など、薦めてくださった理由は人それぞれですが、みな思い入れの深いものであることは想像できます。

私はあまり活字を読むのが得意な方ではありませんが、ご紹介いただいたものは、時間が許す限り目を通すようにしています。その本や映画の内容を知ることで、クライアントの方の歴史や思想、価値観など、その方のより深い部分を理解しやすくなります。いつぞやは、ご紹介いただいた本の話題がきっかけで、コーチングの会話が、ご自身の生き方の本質に迫っていったこともありました。

そして、そのようにご紹介いただくのは、クライアントの方からの、もっと自分を知ってほしい、というメッセージであろうと私は感じます。たぶん、信頼をしていない人に、そんなメッセージは送ったりしないでしょう。ですから、そのメッセージを私に送ってくださったことを心から光栄に感じ、真摯な気持ちで受け止めたいと思っています。

おまけですが、私一人だったらあまり目に入ってこないような内容やジャンルのものをご紹介いただくことも、とても嬉しいことですね~。
いささか他力本願ではありますが、おかげさまで、私の教養の幅が広がっていくことに感謝です~。

遅くなりましたが、先週の木曜日に開催した「ビジネスパーソンのためのコーチング基礎講座」のご報告を。
7回シリーズの第2回目で、「傾聴」の内容です。

第1回目はコーチングの概要についてをお伝えして、いささか座学が多くなってしまったのですが、今回からは、体験型ワークをたくさん入れていきました。傾聴の効果などを最初にお話した後に、良い聴き方で聴いてもらった場合と、そうでない場合の違いを、実際に話し手として体験してもらったり、具体的な受け応えの練習をしたりしました。アンケートでも、実際にやってみることで聴くことの重要性をより実感することができた、というコメントを多くいただきました。

「傾聴」とは、「話し手が、自分の話したことを、自分の意志で、なるべくたくさん話せるような状況を整えてあげるような聴き方」 というように、私は捉えています。もちろん、傾聴のスキルといった場合には、言葉による受け応えの「やり方」が含まれますが、それ以前に、聴き手の姿勢や人の捉え方が土台にあると思います。むしろ、その土台がなければ、やり方だけでは何の意味もありません。

私のコーチングの先生が、「相手のことを何も知らないんだ、という謙虚な姿勢を失ってはいけません。」とおっしゃっていました。どんなにコーチとしての経験をつんでも、目の前の相手のことをすべてわかるわけではありません。その気持ちを忘れずに、相手の内側で何が起こっているのか、そして、相手が本当に話したいことは何なのか、ということに常に意識を置いていく必要があると思っています。

今回の講座の最後に、このお話をしたのですが、受講者の皆さんがとても誠実なまなざしを投げかけてくださったのが、心に残っています。
今日は、1時間のマシンガン・トークをしました~(笑)。マイ・コーチ(札幌在住)とのセッションです。

特別、期間が開いたわけではないのですが、前回から今回のセッションまでの期間にいろいろな出来事があり、コーチに報告したいな~と思うことが盛り沢山だったんです。そのため、あんなこともあった、こんなこともあった、と話しているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

一年ほど前、コーチに、「こういう方向で仕事が展開していけたらいいな~」と話していたことがありました。そんなことを頭の片隅に置きつつも、この一年、それに向けて準備をしていたわけではありませんでした。しかし、最近、ひょんなことから、それが具体化しそうなお話をいただくことができました。

「言葉にするって大切だよね~。」「言うと、向こうからそれがやってくるもんだね~。」などと、今日はコーチと二人、連発していました。自分はどういう人間になる、もしくは、である、ということを言葉にして自分の外に出していくと、自分自身もそのつもりで生き、そして周りも、そのつもりで扱っていくのでしょうかね・・。それは、なりたい自分になり、夢を実現させるための、良い方法の一つであろうと思います。

さらに、今日のコーチの最後の言葉、「私は順子さんのことは何も心配していません。見守っていますから、どんどん行きたいところに行っちゃってください。」 本当にありがたいですね~。
6週間に渡って担当していた盛岡中央通勤労青少年ホームでのコーチング講座が終了しました。さすがに6週間もご一緒していると、終わってしまうのが名残惜しい気持ちですね~。

6週間前を思い起こすと、「コーチング」がどのようなものかもよくわからない方が、多くいらっしゃる中でのスタートでしたね。新しいものに触れる新鮮さ、人と話をすることに対する面白さを感じながらも、自分の人生の捉え方に対する混乱が起きている様子も見て取れました。それが、週を重ねるごとに、受講者の方の姿勢が伸び、お顔が上がり、そして、その笑顔がより輝いていくのを感じました。

私がセルフコーチングの内容の講座をするときは、そのプロセスはマネジメントしますが、受講者それぞれから引き出された「答え」については、特にお伺いせずに進めます。それは、「答えはその人自身の中にある」ということを信じれるからであり、実際に、どのような答えが出てきても、その方にとっては意味があるものだと思えるからです。

6週間を終え、本当にそれぞれの方なりの発見があったご様子で、教室全体がプラスのエネルギーで満たされている感じが伝わってきました。アンケートでも、「まず実行していきたい」、「形にしようという勇気が持てた」など、明日からの第一歩に対する意欲が感じられるコメントが多かったのが印象的でしたね。

長丁場の講座に最後までお付き合いくださった皆さまに感謝しつつ、是非、明日からの第一歩を踏み出し、その人生をより充実したものにしていただけたらと、祈っています。
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