先日の日曜日に「いわて銀河マラソン」を走ってきました~。初めて出場したランの大会です。
大会のメインは100kmを一人で走るという、とんでもないというか、信じられないレースです。その他、50kmの部と、100kmを7人でリレーする駅伝の部がありまして、私が出たのは駅伝の部。50kmの部ったってフルマラソンより長いわけで、これまたすごいなと思うわけなのですがね。
コースは、北上の総合運動公園から沢内のあたりを通って雫石に抜けるルートで、ゴールは雫石の総合運動公園です。駅伝の7区間の長さは区間によって違いますが、私の担当区はラストの9.5km。期待されているからアンカー・・・ではなく、たまたま高低差とか距離とかが、なんとか走れそうな区間だったというだけ(笑)。区間によっては20kmを超えるところもあります。途中の山道では熊出没注意って話で、何区と何区がヤバいらしいとかなんとか・・・。
100kmの人と、駅伝1区の人のスタートは朝の4時(汗)。そこからして、私にとっては無理だろう~と思ってしまう要素ですけど・・・。でも、各区のスタート地点までは北上から出るシャトルバスに乗らねばならず、私も2時半起きで4時半に盛岡を出ることに・・・結局、早起きの過酷さはあまり変わらなかったという・・・。
〜7区の中継所。コースの途中では地元のボランティアスタッフの方もたくさんサポートいただいていて、エネルギーや塩分補給のためのいろいろな飲みのも、食べ物を出してくださっていました。〜
駅伝に出てみてわかったのが、メンバーそれぞれスタート地点が違うので、すっかりゴールするまでなかなかメンバーみんなに会えないということ。今回は、LINEで現状を伝え合いながらって感じで。そして、これまた駅伝ならではなのが、1区の人以外は前のランナーが来たときがスタートなわけなので、自分のスタート時間がわからない・・・。駅伝なんだから当たり前と言われればそうなのですが、これまた身体のアップも心の準備もしずらくて・・・。ざっくりとした予想タイムはあるものの、結果1時間くらい前からそわそわしながら待っちゃったり。
そんなこんな、落ち着かない長~~い待機時間を経て、いよいよ私のところにタスキが~。というかですね、この時点でスタートしてすでに8時間以上が経過し、時間は昼の12時30分過ぎ。この日はよいお天気、というか、夏のような日差しになってまして・・・。スタート前から立っているだけで暑い・・・。ヤバそうだな~と思っていたのですが、案の定。早起きとか、アップとか、心の準備とか、なんなら距離とか高低差なんかより、戦う相手は「暑さ」だったという・・・。スタートを待っている間に、100kmのランナーが何人も給水所で頭から水を被ってドリンクを2~3杯がぶがぶ飲んで走り去っていき、さすがに100kmとなると大変だな~なんて見ていたのですが、まさか自分が頭に水をかけながら走ることになるとは思ってもみませんでした~。ホント大袈裟じゃなく、途中で意識が飛ぶんじゃないかと思うくらいで、頭に水掛けてなきゃ熱中症で倒れていたに違いないって感じでしたね。
で、たかが9.5km、100kmの人からするとそろそろラストスパートくらいなのかもですが、私にとってはされど9.5km。7kmあたりから足が止まり、よりによって8kmあたりから上り坂もあり、ほとんど歩くのと変わらないんじゃないかというようなスピードでしたが、でもね、そこはやはり駅伝のパワーというか、ゴールにはみんなが待っていると思うと頑張れるというか・・・。なんとかかんとか雫石総合運動公園までたどり着いたのでした~。ゴールではメンバーが待ち構えていてくれて、みんなで一緒にゴールを切りました。
ゴールしてすぐは口もきけないほど疲れ果てていたのですが、少し回復してゴールエリアで飲み食いしながら、自分のコースはあ~だった、こ~だった、あのときこんなことがあって・・・なんてワイワイ話していると、達成感と連帯感がじわじわ感じられてきたり。あんなに死にそうになっていたはずなのに、結局、来年も出よう~!みたいな話になっちゃうわけで。
なんでかね~。
人間て、不思議~。
いずれ、終わってみれば、とても楽しい大会でした~。