先月で盛岡医療福祉専門学校の今年度の講義が全て終わりました。
そして、7年担当していたこの学校での非常勤講師としての仕事を終えることになります。
思い返せば2007年の秋、駆け出しといえる頃の私が、たまたま新聞に取り上げていただいたことがありました。
その記事をご覧になった副校長先生から直接お電話が来たのでした。当時、新設したばかりの心理福祉学科の生徒さんに講義をしてくれないかと。なんと、平野先生の好きな内容を自由にやっていいということで・・・(笑)。
それでスタートしたのが2008年春。心理福祉学科の1期生の皆さんに、コーチングの授業をすることになりました。社会人向けの研修ではそれなりにお金をいただいてやっているものとほぼ同等の内容を生徒さんたちが受けているわけで、私が言うのもなんですが、かなりお得だぞ君たち・・・と。まあ、生徒さんたちはそんなこと全く感じていなかったと思いますが・・・(笑)。
翌年の2009年からは、介護福祉学科の生徒さんにもコミュニケーション関連の講義を担当することととなりまして、さらに2クラスで合計3クラス。介護福祉学科はそれ用?のテキストがガッチリありまして、さすがに私の好きなようにってわけにはいかなかったので、初年度の準備にはいささか苦労しましたっけ。それから数年、多少は形を変えながらも2つの学科の講義を担当してきました。学校は幸いにも徒歩5分のところにありまして、てくてくと気軽に行ってた感じ。
しかしながら、近年は研修の仕事が忙しくなってきて、休講と振替授業を繰り返すようになっていまして・・・。さすがにこれではご迷惑かなと、他の先生に代わっていただけないかと申し出ていたところでした。特にも介護福祉学科のほうは資格試験に関わるので、あまり無責任なこともできませんゆえ・・・。
そんなこんな、さらに学科の事情やらも相まって、本年度でその任を終えさせていただくこととなりました。7年か~と振り返ると感慨深い気持ちにもなりますが、自分としては、節目の10年、このタイミングで終えるということに何かしら意味があるような気がしています。
初年度に関わった生徒さんは年齢的には社会人になっていることと思いますが、当時、私が話したことは彼らの中にどのように残っているのでしょうか・・・。
そんなことに思いを馳せることができるのが、学生教育に関わる喜びの一つかなと思います。
7年、大変お世話になりました~。
感謝、合掌。