4月前半のフレッシュマン期間を終えて、ちょっと一息ついた今日この頃。
4月の第1週は新入社員研修、第2週は高校の新入生研修、というのがここ数年で定着しつつあります。
定着と書きましたが、高校の新入生宿泊研修というのは意外と斬新な取り組みでして、そこまで一般的なお仕事ではないのかなと思います。大まかに説明しますと、高校入学すぐ(入学式の翌日とか)に宿泊型の研修をして、これから3年間の高校生活を共にする仲間とひたすら交流して仲良くなる、というようなもの。近年、友人関係が上手くいかずに体調を崩したり、不登校になってしまう生徒さんが増えてきているので、スタート段階である程度の関係性を構築できるような場を作ることを目的としています。
5年前に市内の高校からこのような目的の研修をしたいとのご相談を受け、私なりに試行錯誤してプログラムを組み、とにかくやってみましょう、とスタートしました。何がどのように効果があるのかはっきり検証できることではありませんが、不登校の生徒さんが減ったとのことで、以来5年間、毎年担当させていただいています。盛岡の高校からのご紹介で、昨年からは秋田の能代の高校からもご依頼があったりして、大変ありがたいことです。
どちらの高校も1学年の生徒さんが240名ほど。研修を一人で回すには骨の折れる人数です。生徒さん全体だとこんな人数(左)。。。グループ形式にしてワークをします(右)。そこでワークの際には先生方にもサポートをいただいているのですが、そのことは生徒さんと先生との関係性作りにもプラスになるように感じています。
始めたころは、私がやっていることは本来先生の役割なのではないかと考えたこともありました。実際、それはその通りかもしれません。でも、先生の役割はあまりに多くてご苦労をなさっているのも感じていましたので、いくらかでも私がお手伝いすることでその後のクラス運営がより円滑に行くのであれば、私の仕事としての価値があるのかなと思うようになりました。
私は5年目となりましたが、参加する生徒さんは毎年新しい生徒さん。新入生研修なのですから当たり前なのですが、5年も続けているとそのことすら感慨深く感じますね~。