あまり日常的にテレビを見ない私ですが、実家に用事があって行ったもんで、たまたまニュースなどを見てまして・・・え~、宮崎駿さん、引退するんだ~。。。と。
それなりに理由があるでしょうし、宮崎さんの選択ですから、それ自体にどうこうということはないのですが、でも、やはり残念だな~なんて思いながら見ていました。そして、会見での発言の中の、この言葉・・・。
「この世は生きるに値するということを伝えたい・・・」
身体の血の流れが速くなる感じがしました。「伝えたい」だか「感じてほしい」だか、語尾はなんだったか忘れてしまったのですが、「この世は生きるに値する」って・・・すんごい。この身体の奥にぐっときた感じは、なかなか言葉で表しにくいのですけど、ホント、何ていうか、すんごい・・・。
これを聞いて、過去の作品の場面がふわふわっと浮かんできたりして。ナウシカの言葉とか・・・。個々の作品には、それぞれ色々なメッセージが込められているのだろうと思います。ご本人が意図したメッセージが私にも伝わってきている場合もあるでしょうし、私なりに感じ、解釈しているとこともあると思います。でも、奥にはこんなに強くて深いメッセージが込められていたんですね。
「この世は生きるに値する」・・・か。
はっきり認識していなかったとしても、心のどこかでそう思っているから生きていられているわけで・・・。でも、はっきり言われると、そっか・・・そうだよね、って、私は思ったわけで。ホント、力強い。
「この世は生きるに値する」
そっか、そうだよね。