最近になく、のんびりした師走の後半を過ごしています。
なんでかな~と思うと、今年の研修のお仕事が少し早めに完了したことが一つ。でもまあ、クリスマスを超えて研修が入ることもまずありませんので、そんなに極端に早いわけではないのですが・・・。もう一つは、年賀状の準備がないことでしょうか。今年は父が亡くなったことがあり、12月の初めに喪中をお知らせするお葉書を出しましたゆえ。
父が亡くなって数ヶ月が経ち、私や母の気持ちも平穏を取り戻して、父がいない日常に慣れてきています。慣れることが良いのか悪いのかという議論もあるのかもしれませんが、個人的には「慣れ」や「忘却」とは人類の持っている素晴らしい能力だと思ってます。生きている人間が必要以上に引きずって前に進めなくなるよりは、多少は忘れて?前に進んだ方がいいだろうと。
そのような中で喪中のお葉書をお出ししたわけですが、亡くなったことを初めて知った何人かの方からメールやお葉書、お電話をいただきました。中には、東京の方からわざわざお線香を上げに来てくださる方もいて・・・。不意の訃報に驚き、父の死を悲しんでくださる方の様子を拝見していて、実際にいつ亡くなろうが、その人にとって知った日が悲しみの始まりであり、そして今、それを乗り越えるプロセスの真っ最中であることを感じました。
さすがに声を大にして広報するようなことでもありませんが、そのときにお知らせできなかったことを大変申し訳なく思っています。でも、久しぶりにゆっくりと生前の父の話をして、亡くなった直後とはまた違った「懐かしむ」感覚を味わいました。今、「悲しんでいる」方も、いつの日か「懐かしむ」ようになるのではないかと・・・。そういう日が早く訪れますように・・・。
今年は本当にいろんなことがあったな~って、ここにきてあらためて実感している師走です~。