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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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年度末の3月に震災に見舞われ、先月は、とにかく心を痛めながら、まず命を守ること、そして、いくらかでも苦しみが軽減することに必死になっていたような気がします。

まだ苦しみや悲しみの真っ只中にいる人、苦しいながらもちょっぴり顔を上げた人、少し冷静に日常に戻りつつある人、様々な人に思いを馳せながら、気がつけば年度が替わりました。災害の復旧、復興に区切りがあるはずはないのですが、年度が替わり、専門学校の講義がスタートするとの連絡を受けたり、5月、6月の研修の依頼がきたりすると、少し不思議な感じがする一方で、やっぱり元に戻らなきゃいけないんだ、という決意のような気持ちが湧き上がってもきます。

先日、被災地の方のお話を聴いてきました。驚くことに、その方が真っ先にお話をしたのは、被災してからこれまでの辛い体験ではなく、これから将来への不安でもなく、今、何をすべきか、というお話でした。私がお話を聴いた方が、たまたまとても強く前向きな方だったのかも知れません。被災したすべての方が、そうあれるとは思っていませんし、そうあれなければダメということでも、決して、ないです。でも、純粋に、すごいなと思って聞いていました。

その方が、津波に遭ってから何日も避難所で過ごした体験が、辛くないはずはありません。職場が流され、未来に対する不安がないはずもないと思います。それでも、今、できることを考える。余裕はないかもしれない、ぎりぎりの状態かもしれない、それでも、今、できることを・・・。言葉にならないほど、すごい敬服して、ただただ頭が下がりました。

私が、直接津波に遭ったわけではないのに、過去に引きずられて悲しんでいる場合ではない。失ったものもさほど大きくないのに、遠い未来を不安に思っている場合ではない。少しだけ先の未来が今よりもより良くなることをイメージして、今、できることを考えよう。そして動こう。仕事だったり、街づくりだったり、人と会うことだったり、本を読むことだったり・・・。何でもよいから、今・・・。
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無理なさらないで
こんばんは 順子さん
どうぞ無理をなさらないで下さいね。

他の方と比べて自分の気持ちを奮いたたせようとしている貴女が心配です。

ご自身のペースを大事になされますように。
あら吉 2011/04/06(Wed) 編集
無題
あら吉さん

メッセージありがとうございます。
そうですね。無理せず、自分のペースでいきたいと思います。
ご心配いただき、感謝いたします・・・。
Jun 2011/04/09(Sat) 編集
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