今日は記念すべき日。43年岩手医大に勤務した母が定年退職をした日。43年か・・・我が母ながら心から敬服し、お疲れ様と言いたいですね。そして、私にとっても少しばかり記念すべき日・・・。6年間勤めた岩手医大を退職したのが6年前。つまり・・・今日で、以前の研究者としてのキャリアと、コーチ・研修講師としてのキャリアがイーブンになり、明日からは逆転する、ということです。
地震がおき、直接津波の被害にあった沿岸地域のみならず、その影響で経済活動が止まりました。多くの企業が何かしらの影響を受けていると思いますが、個人で仕事をしている私ももちろん同様です。3月中の就職ガイダンスの仕事はほぼ全部キャンセル。4月以降にすでに入っていた仕事も保留になったものがいくつか・・・。いくらコーチング思考が身についているとはいえ、さすがに不安にもなりますね・・・。このまま仕事がこなかったらどうしよう・・・。生きていけなくなったらどうしよう・・・。
では・・・6年前の私は?コーチングの勉強は研究の仕事を辞めてからスタートしましたので、コーチングのスキルは、ゼロ。少しの蓄えはあったものの、もちろん収入はゼロ。研究という狭い人間関係の中で暮らし、ビジネスとはおよそ無縁の世界にいた私ですので、独立して一人で仕事をしていく術など知るはずもなく・・・。我ながら、よくやってきたな~って思います。
あの頃の私に比べれば、今の私のほうが十分にやっていけるものを持っているはず。全然、大丈夫なはず。災害の影響はあるにしても、仕事が全く入っていないわけではなく、それだけでも本当にありがたいことです。極端な話、今から新しい仕事をゼロから始めても、6年後にはちゃんと成り立っている可能性だってあるはずなんです。なのに、弱いかな・・・、失うもの、失ったものを意識すると、不安がどんどん募る・・・。
またゼロから始めるつもりで行けばいいですね。~~だったはず、なんて予定された未来があるわけではない。そして、この6年間、たった一人でやってきたわけではない。とても多くの人に、信頼していただき、愛され、お世話になりました。本当にありがとうございます。
ちょうど私にとっての節目の6年です。また感謝から始めよう。