前回、恩師がギリシア神話の話をされたことを書きましたが、そのことで、私が昔よく思っていたことを思い出しました。
それは、古代人の想像力についてです。
星座占いといえば、とてもメジャーな占いの一つですが、星座は、今からおよそ5000年前に、メソポタミアの遊牧民たちが明るく目立つ星々をつないで動物の姿などになぞらえたことが始まりと言われています。それがエジプトやギリシアに伝えられ、神話や伝説と重なり合いながら、共に語り継がれてきたわけです。100近くある星座には、ギリシア神話にまつわるものがたくさんあります。
天空に無数にちりばめられた星から、動物や神々の姿をイメージする・・・ものすごい想像力だな~と思います。
ちなみに、私はしし座なのですが、しし座は、英雄ヘラクレスが12の冒険の中で退治した化け物ライオンが天にあげられたものとされています。(つまり私は、化け物ライオン座・・・?) 私がしし座を初めて見たとき、「あ~たしかに、言われてみればライオンの形をしているような気がする~。」
・・・と、古代人に比べると、なんとも貧しい想像力です・・・。
メソポタミアの空の星と、現代の空の星が同じかどうかはわかりません。それでも、まさに5000年のときを越えて語り継がれるイマジネーション・・・素敵ですね。そんな力が私もほしいな~と思いました。