昨日、今日は、東京PHPにOJTのセミナーの聴講に来ています。
OJTって何の略かご存知ですか?
「On the Job Training」 の頭文字を取ったものです。
OJTとは、職場の上司や先輩が、部下・後輩に対して、お仕事を通してその職務を身につけてもらう人材育成のプロセスのことを言います。お仕事を通してと言いましたが、実際に職務に携わっている時間だけではなく、日常的な会話をしている時や、時には勤務時間外の関わりも影響することになります。職務を離れて、改まって研修などによって職務のトレーニングをすることを 「Off the Job Training」 と言いますが(頭文字を取ると同じですが、こちらは通常Off-JTと表します)、このOff-JT以外の時間は全てOJTと言えるということになります。
このプロセスにはコーチングという要素も含まれるわけですが、コーチングにおいてもそうであるように、どのようにOJTをするか、という「やり方」の話のレベルではないですよね。やはり根本的には、上司・先輩がどのような存在であるか、という「あり方」が大きく影響をするように思います。
相手の存在を認め、相手の話を価値あるものとして誠実に聴いているか。
たとえ自信がなさそうに見えても、相手の内側には答えがあると思っているか。
たとえ歩みが遅かったとしても、相手の可能性を信じているか。
そして、相手の成長を心から願っているか。
いずれにしても深い問いかけであるわけですが、私も含め、受講者の方も自分を見つめ直す良い機会になったように思います。