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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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先日のコーチング基礎講座では、「質問」について扱いました。

「質問」はコーチングにとって非常に重要なスキルです。「質問」によって、相手を別の世界にいざなうことができます。過去のことを尋ねれば、相手の思考は過去へ向かい、未来のことを尋ねれば、未来に向かいます。時には、別な人間の立場に立って考えてもらうこともできます。そのくらい、人の思考の方向や焦点をコントロールできる、とても強力なスキルです。そして、それは「諸刃の剣」。人をより早く成功に導くこともあれば、とんでもない方向に引っ張ってしまうこともあります。

講座では、そのような(まるで脅しのような・・・笑)注意を先にお伝えするのですが、そのためか、「質問」のワークでは“おっかなびっくり”といった雰囲気になることがあります(笑)。今回のワークでは、順番に質問を考えて投げかける、という練習をしたのですが、皆さん、最初は、なかなか「質問」が言葉にならずに苦労している様子でした。

たぶん、「何を質問しよう・・・何を質問しよう・・・。」と考えてしまっているのだろうと思います。私がコーチングを勉強したてのときも、このような状態になっていたのでよくわかるんです(笑)。質問を意識するあまり、クライアントの方とではなく、私自身と会話をしてしまっているんですよね。あんなに意識していた「傾聴」もどっかに飛んでいき、「何を質問したら、相手を動かせるか、相手の気づきを引き出せるか・・・。」と私の中に答えを探しにいく。

どんなときでも、答えは相手の中にある。それが原点です。
私の体験談を交えて受講者の皆さんにお伝えしたところ、ワーク中でのクライアント役の方の、より深い部分を引き出す質問が自然に出てくるようになりました。スキルよりも、まず、あり方。不思議なほど、いつもそこに戻ります。

今回の講座は、私自身、原点を確認し、自分のあり方を省みるとても良い機会になりました。
答えは相手の中に・・・。
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