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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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遅くなりましたが、先週の木曜日に開催した「ビジネスパーソンのためのコーチング基礎講座」のご報告を。
7回シリーズの第2回目で、「傾聴」の内容です。

第1回目はコーチングの概要についてをお伝えして、いささか座学が多くなってしまったのですが、今回からは、体験型ワークをたくさん入れていきました。傾聴の効果などを最初にお話した後に、良い聴き方で聴いてもらった場合と、そうでない場合の違いを、実際に話し手として体験してもらったり、具体的な受け応えの練習をしたりしました。アンケートでも、実際にやってみることで聴くことの重要性をより実感することができた、というコメントを多くいただきました。

「傾聴」とは、「話し手が、自分の話したことを、自分の意志で、なるべくたくさん話せるような状況を整えてあげるような聴き方」 というように、私は捉えています。もちろん、傾聴のスキルといった場合には、言葉による受け応えの「やり方」が含まれますが、それ以前に、聴き手の姿勢や人の捉え方が土台にあると思います。むしろ、その土台がなければ、やり方だけでは何の意味もありません。

私のコーチングの先生が、「相手のことを何も知らないんだ、という謙虚な姿勢を失ってはいけません。」とおっしゃっていました。どんなにコーチとしての経験をつんでも、目の前の相手のことをすべてわかるわけではありません。その気持ちを忘れずに、相手の内側で何が起こっているのか、そして、相手が本当に話したいことは何なのか、ということに常に意識を置いていく必要があると思っています。

今回の講座の最後に、このお話をしたのですが、受講者の皆さんがとても誠実なまなざしを投げかけてくださったのが、心に残っています。
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