新型コロナウィルスの影響で、3月のスケジュールがかなり変わっちゃいました。ま、それはいいとして。
全国一斉休校って、子どもだけではなく親やその周りの人への影響や対応も含め、すべてを総合的に見たときにどのくらいの効果があるのか・・・。私は専門家じゃないのでよくわかりませんが、ずいぶん急に思い切った政策をとるものだと驚いた次第・・・。
そんな発表が夕方にあったその日、盛岡聴覚支援学校のガイダンスに入ってました。来週だったらナシになってかもしれないので、2月中に組まれていて良かったと思うべきか、なんなのか。
高校生の就職ガイダンスは厚生労働省からの委託事業。その発表があるなしに関わらず、本部からはさすがに「基本的にはマスク着用」の指令が来てました。正直な個人的な感覚を言うと、マスクを付けて研修するのはと〜〜〜てもやりにくくて嫌ですが、まあでも、この情勢では致し方なしといったところでしょうか。ただね、今回、入るのは聴覚支援学校。手話通訳も付くし、補聴器用マイクも使いますが、生徒さんは口の動きからも多少は言葉を読むのでは・・・。私がマスクを付けちゃったら、口元が見えないのでどうなんだろう・・・?
で、当日、学校の先生と打ち合わせをしたところ、できればマスクをしないでほしい・・・と。やはり口の動きは見えた方がいいですよね。私としてはむしろその方が良かったし、本部からも学校と相談の上で決めていいということだったので、じゃあマスクなしでしましょうねってことになりました。それを考えると、世の中の人がみんなマスクしちゃったら、聴覚障害の人はさらに困っちゃいますね。こういう非常事態、緊急事態のときって、ハンディを持つ方のご苦労がより大きくなるなと、あらためて感じました。
そんな日の夕方に全国一斉休校のニュースが飛び込むなんで、皮肉な感じさえしたりとか・・・。支援校の生徒たちは寄宿舎で暮らしている子も多いです。学校は休校って、では寄宿舎での生活はどうなのか?集団感染のリスクを考えたらダメってことになるんでしょうけど、だからといって自宅に帰れと言われても、こんな急に対応できないお家が多いのではないのかな・・・。子どもの安全を考えたら、みんな全力で対応するんでしょうか・・・。
国の政策なので、個々人の多様性にそこまで合わせられないのもわかります。状況的に仕方がないと思うしかないのかもしれませんが、なんか心がざわざわする時間を過ごしてました。
図らずも3月には学校のお仕事は入っていないので、ここまでヤキモキすることはないかもですが、ガラリと変わったスケジュールをどう過ごすか、考えなきゃです〜。