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《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
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ようやく落ち着いてブログをかける環境が整ってきました。新しい本棚が届いて、積み重なっていたダンボールもなくなり、いろいろなものの置き場が少しずつ定まってきた感じがします。

そもそも、今年のこの時期に引越しをしようというのは、ほぼ1年ほど前から決めていたことでした。4月の新人研修シーズンの後から5月にかけてが、私にとって一番時間がある時期だからです。で、年が明けてから少しずつ物件探しを始めていました。1月、2月は不動産屋さんから紹介いただいた物件を結構見て回っていましたが、なかなかピンとくるのに出会えず・・・。でもまあ、まだ時間があるし、こういうのはタイミングが大事~~なんて、そんなにはあせらず・・・。

そんなころに先の震災が・・・。3月の仕事は全部吹っ飛び、別な理由で時間ができてしまったものの、引越しなんて考える心の余裕はなくなっていました。逆に、こんなときにお金をかけて引っ越している場合ではないのではなんじゃないかとか・・・。そもそも、これから仕事が全くこなくなるんじゃないかと不安になったり・・・。不動産屋さんからの連絡も途絶え、すっかり物件探しも止まってしまいました。

ところが、突如、やっぱり予定通り引っ越そう!と思ったんです。それは、4月の前半、陸前高田のクライアントさんに会いに行き、そして、2度目の停電に見舞われた大きな余震のあった直後・・・。せっかく少しずつ復旧してきたのに、また3・11に引き戻されたような気分を味わったあと・・・。待っていれば危険な状況が過ぎ去るのではない、今後も、いつなんどき何が起こるかわからない・・・。だったら、びくびくしていても仕方がない、それも人生に起こりうることとして含めながら、普通に生きていかないといけないな、と思いました。

私個人的には、間接的に震災の影響を受けてはいますが、私自身の復旧が必要なわけではありません。ということは、私が普通に生きていくためにすべきことは、以前と同じようなあり方で、同じようなペースで仕事をすることです。じゃあ、予定通り引越しをしよう!と・・・。こんなときに・・・って思う人もいるんだろうな~とは思いながら、私の中では、こんなときだから・・・です。

そんでもって、物件探しを再開したのでした。
長くなったので、めずらしく、「つづく」・・・。


 

しばらく空いてしまってすみませんです。って誰に謝っているのか不明・・・。先週、引っ越しをしまして、バタバタしていました。メールのレスがいささか悪くて申し訳ありません〜。

ツイッターに引っ越しの話をあげたりしていたら、久しぶりに会った人に「引っ越したんですって?どこに?」などと聴かれたりして、びっくり。。。そっか、自分でつぶやいたんでした。。。

で、放っておくと、平野さんが震災のせいだか何だかわからないけど県外に移住したらしい、なんてデマが流れそうなので、とりあえずのご報告です。

引っ越しましたが、盛岡市在住!です。今まで通りの形で仕事をしています!

とっても良いお部屋が見つかりまして、現在、着々とのびのび仕事ができる環境を整えてます〜。このお部屋のご縁に関するエピソードは、また次回。

近く、HPの所在地も書き換えますが、しばらくは、郵便物など、以前の住所にお送りいただいても大丈夫です。電話番号、メールアドレスは変更なし、以前のままです。

とりあえず、平野順子、変わらず盛岡在住です!

震災の影響があるのかないのかわかりませんが、5月はあまり企業研修の仕事が多く入りませんで、引っ越しの準備にいそしんでいる今日この頃です。引越しの話題については、そのうちまた。

企業研修が入らない分、5月は公開講座が主な仕事になっていますが、今月から2つの講座がスタートしました。「コーチング基礎講座」については前回報告しましたが、「ファシリテーション基礎講座」も火曜日からスタートしています。

個人的には、自主開催の公開講座は結構好きな仕事です。公開講座って何ですか?って時々聞かれますが、簡単にいうと、個人で申込みをして受講料を払えばどなたでも受けられる講座のことですね。独自に開催する公開講座は見方によってはリスクが高い・・・。場所代や資料代などの経費がかかる一方で、受講者がどのくらい集まるかわかりません。講座開催の告知のために広告を出せば、広告費もかかります。

それでも、私が公開講座が好きなのは、受講者のモチベーションが高いからですね。だって・・・自分で興味がある内容に関して、自分でお金を払って学ぼうという方々が集まるのです。それだけでも、とてもエネルギーの高い方々ということになります。集まった方のインタラクションによって、思いも掛けない相乗効果が出たりします。そんな面白さがあって、何年と続けてきたりしているわけです。

講座を提供する立場として、そんな他力本願なことばかりは言っていられず、私は私の責任において精一杯の内容を提供せねばと思いますが、今回の連続講座でも、とてもエネルギーの高い方々がお集まりのようなので、どんなことが起こるか楽しみです~。

先週の土曜日から、約3ヶ月間の連続コース「コーチング基礎講座」がスタートしました。なんと記念すべき第10期!スタートしたのが2007年ですから、足掛け5年、よくやってきたものだと、自分で自分を誉めちゃったりして・・・(笑)。

震災の影響で、世の中の皆さんは講座どころではないのではないかと、一時は開催を取りやめようかと思ったときもありました。でも気が付けば、これまでで最も多い受講者数になりました。

講座の日の午前中に、沿岸にお住まいの講座修了生の方からメールをいただきました。「今日はコーチング基礎講座の開講でしたね。おめでとうございます。」って。ご自身のことで精一杯な状況でしょうに・・・なのに私の講座が始まることを覚えていてくださったなんて、感動して涙が出てしまいました。

「こんな状況だからこそ、一人でも多くの方にコーチングスキル、あり方、生き方を学んでいただきたいと思います。直接何かをするということでなくても、それぞれの環境で学んだことをいかしていくこと、生き方をしていくことが、きっと復興の力になっていくことと信じています。」

書き添えられていたこの言葉から、もやもやしていた気持ちがクリアになり、私の使命と責任があらためて明確になりました。支えたいと思っていた方に、支えられていました。感謝です・・・。

3ヶ月間、受講者の皆さんとともに、私自身も成長していきたいですね。
そして、生きる力を支えるコーチであり続けたいと思います。

GWもメインの3連休を過ぎましたが、あまりアウトドアでもなく、人ごみも好きではない私としては、いささかホッとした気分になっていたりして・・・。昨日も今日も、いたって平常通りの生活をしています。

しかしながら一昨日は、盛岡青年会議所として、宮古の社会協議会主催の「宮古 春のこどもまつり」のお手伝いに行ってきました。被災にあってGWでもなかなか遊びには出られない子供たちに楽しんでもらうことを目的として、企画されたものです。縁日のような駄菓子コーナー、おもちゃのくじ引き、フランクフルト。別ブースでは、炊き出しとしてカレーやポップコーン、わたあめが出されました。また、遊ぶスペースにはお絵かきコーナーがあったり、シャボン玉や長縄飛びをしたり・・・。

開催時間の少し前に、こどもが集まり始めてどうしようかな・・・と思っていたら、「長縄とかフラフープとかで遊ばせといて~!」というリーダーからの指令・・・。遊ばせておいて・・・って、どうしたら遊ぶんだろう?とりあえず、長縄を回して、試しに自分で飛んでみる・・・。飛んで見せてれば入ってくるかな~と。最初は遠目に見てた子も、ちょっと声をかけると入ってくるもんですね。気が付いたら、列になって飛んでました。ふ~ん・・・子供って勝手に遊ぶんだね・・・と。今回の学び(笑)。ちなみに、この様子は写真に撮るのを忘れたのですが、昨日の岩手日報に載ってます。

そんでもって、メインイベントは、佐々木健介氏らによるプロレス~。私は、あまりプロレスに興味がないのでよく知らないのですが、結構な有名人なんですね。その時間になるとさらにわらわらと観客が集まってきて、終わってからもサインを貰う人の長蛇の列。私としては、まっさらな場所にリングを組み立てていく工程のほうに興味があったりして、そんな写真ばかり撮ってしまいました。


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こんな感じで少しずつ出来上がっていきます。
自分たちでリングを作るんですね~。びっくり・・・。
重いコーナーの柱も、さすがプロレスラーの方々、軽々と運んでました~。


GWで各地からボランティア志望の人が被災地に集まっていると聞いています。地元民からすると、復興をロングスパンで考えているので、このGWはそんなに意気込んではいませんでした。でも、日本のGWの匂いを感じられるような形で、ほんの少し被災地に貢献する機会が得られてよかったかなと思っています。

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一応、試合しているところも撮ってきましたよ。
トンビが飛んでたりして・・・。


 

IMG_0603.JPG新緑の5月ですね。でも、今年は例年より桜が遅く、盛岡市内は今が満開です。このような社会状況なので、桜の見頃がより多くの方が楽しめるゴールデンウィークと重なってよかったな~って、勝手に思っていました。まあ、私の場合はカレンダーに縛られていないので、時期がずれたほうがゆっくり楽しめますが・・・。

ちなみに、写真の桜は4日ほど前の石割桜です。さらにちなみにですが、石割桜は「エドヒガンザクラ」で、桜の品種としてメジャーな「ソメイヨシノ」より少し早く咲きます。お花も、ソメイヨシノより小ぶりです。ソメイヨシノのほうが、見栄えがゴージャスでダイナミックですが、ヒガンザクラのほうが厳かで品が良い感じがする、というのが個人的な感想で、どちらも甲乙付けがたく、好きです。

話が逸れましたが、カレンダーに縛られていないとはいえ、連休中はさすがにあまり仕事が入りません。結果的に休みモードになるというのが実のところ。連休に間に合わせるように復旧して颯爽と走り出していく新幹線を窓から眺めながら、今年はいろいろな意味で、例年とは違う心持ちで過ごしています。

地域的にはまだまだなところがあると思います。それでも、壊滅的だと思っていたものが復旧していくのを見ると、ずっとこのままひどい状態であり続けるわけではないのだ、という復興に対する希望を感じさせてくれます。

連休が明けると、新しい連続講座が2つ始まります。そして、個人的には引越しをする予定にしています。街や社会の復興とともに、私も新しいスタートを切るつもりで、この桜から新緑に移り変わる5月を過ごせるといいなと思います。
突然ですが、大曲に行って、花火を見てきました~。雨だったけど・・・。
見に行ってきたのは、NPO法人大曲花火倶楽部が主催の「新作花火コレクション2011」という大会です。大曲ファミリースキー場で行われました。本来ならは3月19日に行われる予定でしたが、震災の関係で、昨日、4月23日に順延になりました。

大曲といえば言わずと知れた花火の街。8月の「全国花火競技大会」は大変有名で、各地から観光客が集まります。でも、大曲市で行われる花火大会は、この大会だけでなないのをご存知でしょうか?実は、夏以外にも何度も行われているんですって~。特に、この3月の大会は、花火シーズンを先取りする形でその年の新作花火が発表され、次代を担う全国の若手花火作家の技術の向上を図ることを目的とした大会だそうです。

あまり吹聴していませんでしたが、私はとても花火が大好き。大曲青年会議所と盛岡青年会議所のつながりで、打ち上げる場所の近くで観覧する機会をいただきまして、なんとありがたいことか~。ただ、天気予報は雨・・・。おいおい、雨でもやるのでしょうか・・・?なんてつぶやきながら現地に入りました。でも、でも、雨でもお構いなしにやるんですって~。さすが花火の街!気合が違います!根性を感じます!

幸いにも、前半は小降りでしたので、お弁当を食べながらの観覧気分も味わえました。後半は顔にびしゃびしゃと雨が当たりながらも、それでも目が釘付けとなる素晴らしい花火ばかりでした。でも、花火の素晴らしさは、私の文章力では表現できないのが残念ですね~。かといって、映像で・・・といっても以下の通り・・・(私がiPhoneにて撮影)。こんなもんじゃないですよ~。カメラが趣味の知人は、横で三脚を立ててでっかいカメラで気合を入れて撮影していましたが、花火を撮るのは難しい~~と連呼していました~。

「リアル」体験でしか味わえない醍醐味がここにはあります。

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s-IMG_0491.jpg少しずつ暖かくなってきましたね。本日、な~んと、桜が咲いているのを発見してしまいました~!私の知る中で盛岡で一番早く咲く桜、肴町の栃内病院前の桜です~。

今年の桜は本当に感慨深いですね・・・。あ~こんな年でも桜は咲いてくれるんだな~って思ってしまいました。多くの人が桜を見て、それぞれのいろいろな思いを持つんだろうと思います。何事もなく花を咲かせる姿に切ない気持になってしまう人、逆に希望を感じて勇気づけられる人・・・。被災地の人はどんな気持ちで桜を見るのか・・・。

先日、被災地に親戚がいるという友人からメールをもらいました。現地の人と向き合う時に気を付けたほうがいいことはなにか?という質問でした。まがりなりにもコーチ・カウンセラーとしてコミュニケーションを通して人を支援する仕事をしていますので、そのような質問をされることもあるかな~とは思います。でも、質問をされて、うむ~~って悩んでしまいました。

なぜか・・・?今回の震災を経験して、同じ桜を見ても、人によって全く異なる感覚を受けるだろうな・・・と思うのと同様・・・です。ちょっとした人の対応でも、被災者の置かれている状況や背景によって全く異なる捉え方をされてしまうことがあると思うのです。たとえ良かれと思ったことでも迷惑になってしまったり、平時では普通の対応であったとしても傷つけてしまったり・・・。心のケアなんて安易に言いますが、そんな簡単なことではないだろうと思うわけです。

悩んだあげく、私が友人に答えたことは・・・。
究極のところ、相手の本当の辛さ、苦しさ、哀しさは、本人でなければわからない、という前提で話を聴く。
そして、何かの役に立ちたい、支援をしたいとい気持ちがあるということは大切ですが、その人の人生はその人にしか生きられない。他人がしてあげられることなんて本当に微々たるもの。基本、何もしてあげられない前提で、謙虚な姿勢で話を聴く。
あとは、その本人が自分の力で生きていけるようになることを信じるだけです。どんなに嘆き、悲しみ、今は生きる気力すら沸いてこない人も、心の奥底では、生きたいと思っているはず。私は、それを信じたい。


友人のおかげで、私の自分の姿勢を確認することが出来ました。いつか、春になって咲く桜を見たときに、すべての人が綺麗だな~って幸せな気持ちになれる日が来ることを、信じます。

IMG_0486.JPG我が家の窓から見える、川岸にある柳が芽吹いてきました。この1ヶ月ちょっとの間、外の風景に目を向ける精神的余裕がありませんでしたが、気が付けば、自然はいつもどおりのペースで移ろいでいます。地震が起きて、津波が押し寄せたもの自然現象、柳の木が芽吹くのも自然の営み、なんだか複雑な気がします。

5月から市民向けの公開講座として「コーチング基礎講座」と「ファシリテーション基礎講座」を組んでいました。震災前からある程度のお申し込みがありましたが、震災を受けて、予定通り開催できるのか不安に思っていました。すでにお申し込みをいただいた方も予定通り受けられる状態なのかどうか・・・。またさらにお申し込みが増えるのかどうか・・・。会場のアイーナも、3月中は閉館していて、4月の前半も昼間のみの開館となっていました。

幸いにも、アイーナは4月中旬から平常通りの開館時間になりまして、一安心。お申し込みも、多少、キャンセルの方もいらっしゃいましたが、新たなお申し込みもいただきました。おかげさまで、特にも「コーチング基礎講座」のほうは、すでに定員に近い状態で、当初の心配をよそに、大変ありがたいことです。中には、この震災を受けて受講を決意しました、と言ってくださる方もいて、私は私の専門分野で社会に貢献できることがあるんだと、使命感のようなものを感じたりもしましました。

私が、講座の開催を迷っていたとき、相談した友人に言われました。「以前と同じように開催することに意味があるんじゃないかな・・・。」その通りだと思いました。迷う必要ないな・・・と。

もちろん、未だに元の生活なんて考えることすらできない方もいらっしゃると思います。柳の木が芽吹くように自然に元に戻るわけではないですから、大変なエネルギーがいると思います。でも、戻せるところは、戻していかないと、復興は始まりません。

沿岸の方のご苦労をいつも心に置きつつ、5月からの講座、自信を持って開催します。

昨日から、本年度の専門学校の講義が始まりました。3年前から、盛岡の医療福祉専門学校でコミュニケーション関連の内容の講義をしています。今年で4年目です。今年は、週に、心理福祉学科で1コマ、介護福祉学科で2コマを担当しています。

昨日は、担当する3クラスがすべて初回。すなわち、すべてのクラスで私の自己紹介とオリエンテーションをすることになります。同じ内容の自己紹介を3回続けて・・・。自分の現在の仕事、以前の仕事、その仕事に就いた理由、仕事を変えた理由、この学校で講義をし始めたきっかけ・・・などなど。さすがに3回も話していると、自分の過去に飽きちゃうみたいな・・・(笑)。

それにしても、思い起こせば、この学校で教え始めるきっかけは、新聞記事。4年前、岩手日報にて私の転職から現在の仕事について紹介していただく機会があり、その記事を見た学校の先生から、学校で講義をしてほしいとのお声がけいただいたのでした。そのご縁で、それ以後、毎年講義を担当するようになったわけですから、感慨深いものがあります。

明日から2日間で行う、盛岡北高校の新入生研修も、今年で2年目です。継続して関われるというのは、ありがたいことですね。明日もまた自己紹介から始まりますが、新たな気持ちで行きたいと思います〜。


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