今週の月曜日から金曜日まで、盛岡市内で開催されている高校生就職ガイダンスの仕事をしています。今日は中日で、明日から後半戦です。さすがに、5日連続でガイダンスに入るのは少し大変なのですが、地元盛岡の高校生のために働ける喜びには代えがたいものがあります。
東京からいらした講師の先生方は、普段、私たちが気がつかない盛岡の魅力を口にしてくださいます。
「岩手山きれい~。」
「水道の水が飲めるんだ~。」
「タクシーの運転手さんが親切~。」
「お米がおいしい~。」
「護岸工事をしていない川原っていいね~。」
・・・盛岡に住んできることが誇らしくなります。
盛岡の生徒さんも同じです。一人ひとり素晴らしいものを持っているのに、自分のよさ、自分たちのよさに気がついていない・・・。人と比べて出来ない部分にフォーカスを当てずに、自分が持っている、もしくは出来る部分の価値を、もっともっと自分で認識してもらいたいな・・・と思いました。
彼らが、自分に自信を持って、自分の生き方に誇りを持って生きられるように、何かしらのお手伝いができたらという気持ちで、明日、明後日も頑張りま~す。
先日、私の札幌在住のコーチ、石川尚子コーチが執筆なさった本が出版されました。石川コーチは、2年ほど前から本を出版する夢を語られていたのですが、さすが!石川コーチ!!見事な有言実行での成果に、ただただ敬服するばかりです。
石川コーチは、いろいろな分野でご活躍されていますが、大学で学生さんにコーチングやコミュニケーションの講義をされたり、高校生に対しての就職カウンセリングや就職ガイダンスのお仕事もされています。今回のこの本の内容は、その大学生や高校生の皆さんとのやり取りのエピソードや、そこから石川コーチご自身がお感じになったことをまとめられたものです。
文章は会話調の部分も多く、まるでその場に居るような臨場感を感じます。特に私は、石川コーチと同様、高校生と接する仕事をさせていただいていますので、共感を覚える部分が非常に多かったです。高校生・大学生と実際に触れ合うと、彼らが本当に無限の可能性を秘めていることを強く感じます。そして、それを引き出してあげたいと心から思うのです。
石川コーチの、コーチの枠にとらわれずに教育の一端を担いたいという大きな想い、そして、「教育」 を 「共育―共に育つこと」 と捉えていらっしゃるそのあり方を、是非とも皆さんにもお感じいただければと思います。
お薦めの一冊です!
「子供を伸ばす共育コーチング」
―子供の本音と行動を引き出すコミュニケーション術―
石川尚子 著 岸英光 監修 つげ書房新社