昨日、今日と、2日間のPHPコーチング・ベーシックコースを受講しました。どのような講座に参加しても、それなりの学びがありますが、この2日間は特に多くの学びを得ることができました。
私がコーチングを実践する上での土台にもなっていますが、“人間は誰もが無限の可能性をもっている”、“「答え」はその人自身の中にある” というPHPコーチングの人間観にとても共感しています。そして、常日頃、感じることであり、私の講座でも特に思いをこめてお伝える部分でもありますが、“スキルだけでは人は動かない、この人間観を持って相手に接して、初めてコーチングが機能するのだ” ということをあらためて感じてきました。
やや話が飛びますが、明日からは、私が担当する「市民活動団体リーダー育成研修会」がスタートします。これは、市民活動団体の次世代のリーダーを担う方々を対象にして、リーダーに必要な、メンバーの力を最大限に引き出してその力を結集する力を培っていただくことを目的とした講座です。内容は、「コーチング」「ファシリテーション」について学んでいただき、ワークショップ体験を通して、さらにその学びを深めていただくようなプログラムになっています。
「市民活動団体リーダー育成研修会」についての詳細はこちら↓
http://www.iding.org/reader/index.html
ちなみに、17日(土)の週末終日コースのお申し込みは、16日まで受け付けています。
今回の2日間で学んだことを活かして、受講者の方に、コーチングマインドを持ったリーダーを目指していただけるよう、心をこめて講座をすすめていきたいと思っています。
@東京です。
明日から2日間のPHPコーチング・ベーシックコースを受講しにやってきました。
今日は時間があったので、少し街を歩いていたのですが・・・
「あの~ちょっとお尋ねしますが・・・」
女性のご老人に声を掛けられ・・・
「調布に行くにはこの電車に乗ればいいのでしょうか・・?」
「・・・申し訳ありません・・・。私は東京の人間ではないもので・・・よくわからないんです~。すいません~。」
よりによって私に声を掛けるとは・・と思いつつ、そのご老人と別れ、しばらくすると・・・
「あの~すいません・・・」
またか・・!今度はやや若いご婦人でした・・・。
よほど自信を持って歩いているように見えたのか、それとも声を掛けやすい雰囲気をかもし出していたのか、ほんの数時間の間に2人の方に道を訊かれてしまいました・・・。
声を掛けてこられたのは、もしかしたら東北出身の方かな~?などと考えを巡らせつつ、都会の殺伐とした部分を垣間見たような気もします。しかし、気軽に声を掛けやすいというのは、コーチとしてあながち悪いことではなかろう・・・と前向きに捉え、少し気分をよくして帰ってきました。
さて、明日からの講座ではより多くのことを吸収して、持ち帰りたいと思います!
たくさん人が並んでいるお店があったので、訊いてみると・・・
日本初上陸のアメリカから来たドーナツ屋さん・・・とのことでした。
私は・・・外から眺めて帰ってきました・・・(笑)。
今週、盛岡で開催された高校生就職ガイダンスのお仕事が無事に終了しました。5日連続でガイダンスに入るのはさすがに疲れますが、とても充実した1週間でした。
ガイダンスでは、面接試験も視野に入れ、最後に1分間の自己紹介をしていただきます。その発表内容を考えるのは、生徒さんにとっては大変な作業です。そこで、私たち講師陣がお手伝いをするのですが・・・。
私:「自分の長所とか、特性を考えてみて~。」
生:「え~、わかんない~。」
私:「得意なこととか、頑張ったこととか、ない・・?」
生:「そんなのない~。」
私:「人と比べなくてもいいんだよ~。」
生:「え~、それでも、ない~。」
私:「・・・」
これでもコーチの端くれです。このような会話をしていてはいけません。
まず、事実から・・・
私:「じゃあ、クラブ活動はなにやっているの・・?」
生:「調理部」
そして、答えやすく・・・
私:「へ~楽しそう~。料理をする部?だよね・・?」
生:「えぇ、まぁ・・。」
さらに、具体的に・・・
私:「たとえばどんなものを作るの・・?」
生:「炊き込みご飯とか~、クッキーとか~。」
このあたりで、すかさず考えを訊く。
私:「すごいね~!炊き込みご飯とか作れるんだ~。料理のどんなところが面白いの・・?」
このような問いかけに、時として、ほぇ~そうか~と、こちらが感心してしまうようなことを言う生徒さんがいます。今回、生徒さんの自己紹介を聞いて、目頭が熱くなったとおっしゃっていた先生もいらっしゃいました。
一人ひとりの生徒さんが、二つとない本当に素晴らしい良さを持っています。もっともっと時間をかけて、そのような良さを引き出してあげられたらな~といつも思います 。
ひとまず、お疲れ様でした。
今週の月曜日から金曜日まで、盛岡市内で開催されている高校生就職ガイダンスの仕事をしています。今日は中日で、明日から後半戦です。さすがに、5日連続でガイダンスに入るのは少し大変なのですが、地元盛岡の高校生のために働ける喜びには代えがたいものがあります。
東京からいらした講師の先生方は、普段、私たちが気がつかない盛岡の魅力を口にしてくださいます。
「岩手山きれい~。」
「水道の水が飲めるんだ~。」
「タクシーの運転手さんが親切~。」
「お米がおいしい~。」
「護岸工事をしていない川原っていいね~。」
・・・盛岡に住んできることが誇らしくなります。
盛岡の生徒さんも同じです。一人ひとり素晴らしいものを持っているのに、自分のよさ、自分たちのよさに気がついていない・・・。人と比べて出来ない部分にフォーカスを当てずに、自分が持っている、もしくは出来る部分の価値を、もっともっと自分で認識してもらいたいな・・・と思いました。
彼らが、自分に自信を持って、自分の生き方に誇りを持って生きられるように、何かしらのお手伝いができたらという気持ちで、明日、明後日も頑張りま~す。
先日、私の札幌在住のコーチ、石川尚子コーチが執筆なさった本が出版されました。石川コーチは、2年ほど前から本を出版する夢を語られていたのですが、さすが!石川コーチ!!見事な有言実行での成果に、ただただ敬服するばかりです。
石川コーチは、いろいろな分野でご活躍されていますが、大学で学生さんにコーチングやコミュニケーションの講義をされたり、高校生に対しての就職カウンセリングや就職ガイダンスのお仕事もされています。今回のこの本の内容は、その大学生や高校生の皆さんとのやり取りのエピソードや、そこから石川コーチご自身がお感じになったことをまとめられたものです。
文章は会話調の部分も多く、まるでその場に居るような臨場感を感じます。特に私は、石川コーチと同様、高校生と接する仕事をさせていただいていますので、共感を覚える部分が非常に多かったです。高校生・大学生と実際に触れ合うと、彼らが本当に無限の可能性を秘めていることを強く感じます。そして、それを引き出してあげたいと心から思うのです。
石川コーチの、コーチの枠にとらわれずに教育の一端を担いたいという大きな想い、そして、「教育」 を 「共育―共に育つこと」 と捉えていらっしゃるそのあり方を、是非とも皆さんにもお感じいただければと思います。
お薦めの一冊です!
「子供を伸ばす共育コーチング」
―子供の本音と行動を引き出すコミュニケーション術―
石川尚子 著 岸英光 監修 つげ書房新社