「ビジネスパーソンのためのコーチング講座」の第1回目が、無事に(?)終了しました。(前回の予告どおり、ご報告です!)
いや~~、昨晩は、2時間ずぅ~~っと、私がしゃべっていましたね~。今回の講座は、「ビジネスシーンで使えるコーチングの基本をトレーニングしよう!」という副題がついている通り、プログラムにはエクササイズを多く組み込んだトレーニング型の講座にする予定です。ただ、昨日は、7回連続コースの1回目のため、プログラムの都合上、どうしても座学っぽくなってしまうのはやむを得ないかな、と思っていました。
実際に、始まってみると、私にとってはあっという間・・・。もちろん、途中に細かいゲームやデモンストレーションは入れましたが、ほとんどの時間、私が話していました。たぶん、私がこれまで開催した講座の中で、私自身が話している時間の割合が最も多かったのではないかと思います。初めから予定していた内容だったとはいえ、参加者の皆さんが、途中で飽きてしまわないか、多少の危惧はありました。
ところがところが、皆さん、初めから終わりまで、熱心に聞いてくださいましたね~。食い入るような表情の方、うなづきながら聞いている方、せっせとメモを取っている方、ご様子は様々でしたが、それぞれが、自らの目的と意欲を持ってご参加されているんだということがよくわかりました。受講者アンケートでも、「思わず引き込まれてしまいました。」「楽しく受講させていただきました。」というようなコメントもいただき、ほっと胸をなでおろしています。
いつも思うことですが、熱心な受講者の皆さまに支えられている私です・・・。
2回目からは、予定通りワークをたくさん取り入れた体験型にしていこうと思います。3ヶ月に渡る長い講座ですが、受講者の方との触れ合いや、それぞれの変化を見守っていけることがとても楽しみです。
今日は、勤労青少年ホームでのコーチング講座の日でした。
私は、連続講座を行うときに、毎回必ず入れるメニューがあります。それは、ペアのお相手の方に、自分が前回から今日までを振り返って印象に残っていることなどをお話いただく、ペアワークです。今日も、早速、1週間の振り返りのペアワークから入りました。
そしたら・・・、どのペアも、とってもいい雰囲気で会話をしていらっしゃるではないですか~! 聴き役の方は適度に相づちを入れ、話し手のペースに合わせて、話し手が考えているときはじっくり待ち、ひと通り話し終わったら、心から自分が感じたことを伝える。どの話し手の方も、とてもリラックスして気持ち良さそうにお話していたのが印象的でした。
講座も4回目ともなると、皆さんかなり慣れてきた、ということもあるのかもしれません。でも、今回の講座は、スキルを学ぶための講座ではなく、ご自身の生き方について考えていただくセルフコーチング的な内容の講座です。コーチングのコミュニケーションスキルは、本当に触り程度にしかお伝えしていません。なのに、ペアワークでは、皆さん素晴らしい名コーチぶり!
自分の人生について深く考えると、自分の人生は他に二つとないものであることに気付きます。そのことで、他人の人生についても、かけがえのないものなのだと思うことができるのかもしれません。その気持ちが、相手のことを思って話を聴く、という姿勢に現れたのでしょうかね。
やはり、コーチングはスキルの前にあり方!
今日もまた、皆さんに教えられました~。
「私は、気持ちや思考を切り替えるとき、スイッチが思い浮かんで、そのスイッチを手で回すんです。」
「え!? そんな映像が浮かぶんですか~。」
「はい。今のスイッチは、新車のキーのところのスイッチと同じです。」
「へ~~、そんなに具体的に・・・。」
今日、お会いしたクライアントの方が、こんなことを話されていました。もっと説明しますと、以前は、職場のお部屋の電気のスイッチと同じものだったそうなのですが、最近、新車を購入してから、スイッチも変わったとのことです(笑)。とってもリアルですね~。
気持ちや思考を切り替える、というのは、言葉で言うほど簡単なことではないと思いますが、その方は、それを意図的にできる方です。もしかしたら、このスイッチが、そのタイミングや、し易さをサポートしているのかもしれません。
そのようなお話を伺ったので、私自身が気持ちを切り替えるときに、私の内側ではどのようなことが起こっているだろうか、と考えてみました。私の心の中のイメージでは、足元に漂っているドライアイスの煙が舞台袖に消えていくような感じで、新たな気持ちや思考に変わっていきます。あまりカッキリとした切り替わり方ではないですね・・・(笑)。
このような、心象映像や心象体験をお伺いすると、相手の方の中で何が起こっているのかをつかみ易くなりますよね。今日は、とっても面白く、興味深いお話をお伺いすることができました~。