ロゴ
《コーチング・ブログ》--------岩手県盛岡市在住のパーソナル・コーチ 平野順子が、コーチングやセミナーの活動を通して、心に触れたこと、目に留まったものを、徒然、気ままにお伝えします~。
[118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128]
今年は暦の関係で、今日までお盆休み、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は、特にお盆休みを設けたわけではありませんが、お盆中に講座の依頼が入るわけはなく、コーチング・セッションもあまり入らなかったので、結果的に休んでました~(笑)。

このお盆休みを利用して、Webページをマイナーチェンジしてみました~。いつもながら、技術的な問題と、デザインセンスの関係で、ある一定の枠組みからは抜け出せないのですが・・・(笑)。本当は、夏が始まる前にリニューアルするつもりで、以前から、今回は夏らしく青いすっきりした空のイメージにしようと考えていました。ところが・・・延び延びになってしまい、暦の上ではもう秋の季節・・・。まぁでも、まだまだ暑い日は続くようですし、せっかくなので、そのままのイメージでいかせていただきました。

しかしながら、お休みを利用してパソコンに向かってWebページを書いているなんて、私って結構パソコンをいじるのが好きなんだな~と、今回改めて思いました。これも、理系の研究者をしていたという、コーチング関係者に言うとびっくりされる私の経歴が活かされているのかもしれません。なんたって、当時はパソコンに1日中向かって実験データの解析とかしてましたから・・・(笑)。人生何が起こるかわかりません・・・。そして、
後々何が役に立つかもわからないものですね~。

てなわけで、どこまで自力で行けるかわかりませんが、空のイメージのWebページもよかったら覗いてください~。
お盆中はとても暑かったですね~。この盛岡でも、年々気温が上昇しているのを実感します。

昨日のニュースでもやっていましたが、北極の氷がかなり溶け出しているとか・・・。話によると、一度解けて海水になってしまうと、再び氷になるためには、かなりの温度低下が必要とのことです。つまり、氷を維持するより、水を氷に変える方が大変ということですね。

人間も、習慣化した行動を変化させるというのは、非常にエネルギーが要ります。そして、一旦、身に付いてしまうと、わりと楽にできたりするものです。基本的な物理の法則を考えてみると、至極、当たり前のことなんですよね。コーチとして、いくらかでもそのエネルギーを軽減するためのサポートをするのが、私の使命だと考えます。

・・・と、人間の行動に照らし合わせて考えている場合ではないくらい、北極の現状は深刻のようです。今日は雨も降り、暑さが一段落した盛岡ですが、地球人としての使命も考えなければならないな、と思うお盆開けです。
ご報告が遅れましたが、先週の土曜日に、「学生キャリアデザイン講座」を開催しました。これは、高校生や大学生といった、これから自分の進路を考える若い方を対象にした講座です。早い時期に本当の自分自身について深く考えてもらい、今後、進路を選択するときの材料にしてもらえればと思って企画しました。夏休み中、しかもお盆直前ということもあり、参加者はあまり多くありませんでしたが、その分、一人ひとりの声が聞けてよかったと思っています。

今回の講座のポイントは大きく2つです。1つ目は、すでに触れましたが、将来の進路を考えるにあたって、自分の能力や特性、そして興味・関心の向かう方向など、本当の自分自身について考えてもらうことです。自分のこととはいえ、やはり若い方だと、なかなかわかっているようでわかっていない、そして、ゆっくり考える機会もない、というのが現状ではないでしょうか。特に高校生さんだと、将来どんなことをしたいかということまでまだ決まっていないという方が多いとは思うのですが、まずは自分を知る、それがスタートなのかなと思います。今回は、そんなきっかけ作りといった目的がありました。

そして、2つ目は、コミュニケーションの練習をしてもらう、ということです。社会に出る若者に求められるもの、つまり、企業側がどんな人材を求めているか、というと、最も重要視されるのが、社会人としてのマナーとコミュニケーション力といわれています。会社の仕組みや業界の専門知識などは、働き始めてからでもすぐに学ぶことができます。ですが、特に、コミュニケーションとなると、教えてすぐに身に付くものではありません。そのような意味で、今回の講座ではコミュニケーションのトレーニングもかねて、初対面の人に自分の考えを話すというペアワークを多く入れてみました。

講座では、初めのうちはさすがに緊張感が漂っていましたが、皆さん、とても真剣に取り組んでくれました。講座の中で見せていた表情に比べ、アンケートに書いていただいた感想に「ワークが楽しかった」とか「いろいろな発見があった」と書いてくださった方が多かったのが印象的でした。自分っていろいろな良い部分を持っているんだ、そして、やってみてら出来ることってたくさんあるんだ、そんなことを感じてもらえたら嬉しいなと思っています。
先日のコーチング基礎講座では、「質問」について扱いました。

「質問」はコーチングにとって非常に重要なスキルです。「質問」によって、相手を別の世界にいざなうことができます。過去のことを尋ねれば、相手の思考は過去へ向かい、未来のことを尋ねれば、未来に向かいます。時には、別な人間の立場に立って考えてもらうこともできます。そのくらい、人の思考の方向や焦点をコントロールできる、とても強力なスキルです。そして、それは「諸刃の剣」。人をより早く成功に導くこともあれば、とんでもない方向に引っ張ってしまうこともあります。

講座では、そのような(まるで脅しのような・・・笑)注意を先にお伝えするのですが、そのためか、「質問」のワークでは“おっかなびっくり”といった雰囲気になることがあります(笑)。今回のワークでは、順番に質問を考えて投げかける、という練習をしたのですが、皆さん、最初は、なかなか「質問」が言葉にならずに苦労している様子でした。

たぶん、「何を質問しよう・・・何を質問しよう・・・。」と考えてしまっているのだろうと思います。私がコーチングを勉強したてのときも、このような状態になっていたのでよくわかるんです(笑)。質問を意識するあまり、クライアントの方とではなく、私自身と会話をしてしまっているんですよね。あんなに意識していた「傾聴」もどっかに飛んでいき、「何を質問したら、相手を動かせるか、相手の気づきを引き出せるか・・・。」と私の中に答えを探しにいく。

どんなときでも、答えは相手の中にある。それが原点です。
私の体験談を交えて受講者の皆さんにお伝えしたところ、ワーク中でのクライアント役の方の、より深い部分を引き出す質問が自然に出てくるようになりました。スキルよりも、まず、あり方。不思議なほど、いつもそこに戻ります。

今回の講座は、私自身、原点を確認し、自分のあり方を省みるとても良い機会になりました。
答えは相手の中に・・・。
先日、とある種をいただいたので、今日、鉢植えに植えてみました。

種って不思議ですね~。硬く乾燥した種は、特に変化も見せず、何ヶ月もそのままの状態なのに、水にふやかして土に撒くと、芽が出てくるんですよ~。(今日植えた種はまだですが・・・笑。) つまり、種は、芽を出す源はすべてその中に持っていて、水や栄養素など、よい環境が整えば芽を出す、ということですね。

これって、人の可能性と同じだな~といつも思います。私のコーチングの先生は、これをどんぐりと樫の木に例えて教えてくださいました。どんぐりが、樫の木になるための資源を持っているように、人は、目標を達成するための資源を、すでに内側に持っています。そして、コーチやコーチングは、光、水、養分の役割を果たすわけです。

この光、水、養分などは、少なくてはもちろんダメですが、多すぎてもダメです。その芽が、最も早く丈夫に育つためには、適切な量とタイミングが重要です。そして、それは、一つひとつの芽によって異なります。それを見極めるためには、コーチが驕らず、謙虚で真摯な気持ちで相手と向き合うしかないのだろうと思います。

今日、植えた種の芽が出ることを祈りながら、そんな気持ちを新たにしました。
昨日は、岩手県栄養士会の生涯学習研修会で、コーチングの講座をしてきました。
なんと、会場は、盛岡駅西口のアイーナの大ホール~!新しいし、設備は立派だし・・・スライドを映すスクリーンの大きいこと・・・。私の貧相なパワーポイントのスライドを映すにはもったいない感じでした。

そして、何より、たくさんの受講者の方にお集まりいただきました~!お申し込み段階では130人と伺っていました。実際には、何名の方がいらっしゃっていたのかは確認しませんでしたが、ざっと100人は超えていたようにお見受けしました。改めて栄養士さんのコーチングに対する関心の高さに驚くとともに、お休みを返上してまでもの勉強に対する意欲に、心から敬服しました。

私は、大学・大学院に在学中、「栄養化学」という分野を専攻して、それに関する研究をしていました。そのとき学んだ学問や研究した内容が、今回の講座に直接活かされたわけではありませんが、間違いなくそのときからのご縁が、今に大きく関わっています。過去の経験、人との関わり、ご縁、そのすべてが今の私を作っている、人生で無駄なものは何もない、それを強く実感させていただいた感慨深いお仕事でした。

そして、栄養の分野を全く知らないコーチよりは、少しでも関わったことがある私は、ほんのわずか、たとえ1ミリでも、現場の栄養士さんの気持ちにより近づいて話ができるはずだ、と信じてお話をさせていただきました。講座の終了後には受講者の方から声を掛けていただいたり、その後もメールやお電話をいただいたりしました。本当にありがたい気持ちで一杯です。そのような皆様の、いくらかでもお役に立てれば幸いです・・・。
盛岡さんさ踊りに参加してきました~!

・・・実は、写真を撮ってこようと思っていたのですが、太鼓を叩くのに夢中、横笛を吹くのに夢中、そして輪になって踊るのに夢中・・・、写真を撮る暇がありませんでした~。(といいますか、夢中で忘れていただけ・・・笑。) というわけで、
3日連続で出ていたのにもかかわらず、臨場感がお伝えできなくて残念です~。

盛岡のお祭りに限ったことではないと思うのですが、お祭りのエネルギーたるや、すごいですね・・・。私は、パレードの最後の団体に出ていたのですが、一般の方の参加が自由だったので、一般参加者を巻き込み、どんどん集団を大きくしながら進みます。途中で、後ろを振り返ってみたりするのですが、ものすごい数の人に圧倒されていました。そして、そのまま輪踊りに移行して・・・ボルテージは頂点に達します。みんな、疲れを忘れ、我を忘れて踊っていました。(かく言う私も写真を撮るのを忘れ・・・。)

お祭りが終了して、我に返ってから思うのですが、人間のエネルギーは無限ですね・・・。一人ひとりの人間は、まだまだ、まだまだ、秘めたパワーを持っていることを実感します。そして、そのエネルギーを結集すれば、さらに、どんなことでも乗り越えられる、どんなことでも成し遂げられる、そう思いました。お祭りって、自分にはこんなにエネルギーがあるんだ、ということを自分で確認するためにあるのかもしれませんね・・・(笑)。

ともあれ、楽しい夏の夜でした~。
皆さんも、来年は(も)、是非ご参加ください~!
一昨日は、とある企業さんからのご依頼で、コーチングの1日研修をさせていただきました。

企業さんからのご依頼の場合、通常、講座に参加していただく皆様は、自発的に集まった方々ではなく、指示を受けて集められた方々です。ともすると受講者が受身になりがちで、進める私の方で、できるだけ能動的に学んでいただけるようにするための工夫が必要です。今回も、なるべく体験型のワークを多く入れ、内容を実感していただけるようにしてみました。

それでも、やはりすべての人に楽しんで学んでいただくのはなかなか難しいですね。中にはアンケートに、「あきました」とかって書かれる方もいらっしゃいました・・・。お一人だけでしたが・・・それなりに凹んだりもします・・・(涙)。まぁ、でも考えてみたら、人それぞれ価値観も違うわけですから、「すべての方にご満足いただける」ということ自体がありえないことなのかもな~と、気を取り直しているところです。

でも、実は、今回の講座では、それを取り返すに余りあるほどの嬉しいことがあったんです。講座の休み時間に、受講者のお一人がわざわざ私のところまで歩み寄ってこられて、声を掛けてくださいました。「わたし、今回のこの講座ね~、所属部署で他に行く人がいないから、しかたなく来たんですよ~。でもね~、今日は本当に来てよかった~。とっても良いことを学べて、得しちゃいました~。」

いや~~本当に嬉しいですね~! 講師冥利に尽きるというものです~。たとえ全員には伝わらなかったとしても、このように言っていただける方がいてくださるだけで、本当に光栄なことです。

これを励みに、次も頑張りたいと思います!
木曜日に行った、「ビジネスパーソンのためのコーチング基礎講座」のご報告です。
今回、扱ったテーマは、承認とメッセージの伝え方です。もちろん、この内容だけでも突き詰めれば、どんなに時間があっても足りないくらいだとは思いますが、今回、当初予定していたプログラム内容ですと、少し時間的余裕があるようでした。そこで、おまけに取り入れたのが「沈黙」ついてです。

「沈黙」には、かなり大雑把に分けて、相手がちゃんと考えていることによって起こる沈黙と、考えていない状態での沈黙があります。人によっては、「沈黙」がとても嫌いで、ついついこちらから話し始めてしまうという方もいらっしゃるかと思います。実際の会話で、相手が考えていない沈黙ですと、聴き手があえて待つ必要はあまりありません。一方で、コーチングにおいては、相手が深く考えている状態というのは、ある意味望ましい状態です。ですから、相手が考えている状態であれば、きちんと自分の答えが出てくるように待つことも必要になってきます。

その相手の状態をつかむために、最も重要なのが、相手をよく観察することなのだろうと思います。そこで、講座の最後に、相手を観察するワークを入れてみました。話し手にはあらかじめ指示を出して、質問の回答を考えている状況と、全く考えていない状況を作り、聴き手にそのときの相手の表情などの違いについて実際に観察していただきました。そしたら・・・「あ~わかる、わかる~。」などという声も上がり、皆さん、その違いをきちんと見分けられていたようでした。

前にも書きましたが、コーチといえども、目の前の方を100%わかるわけではありません。でも、人は、その内側で起こっていることが、多少なりとも外側に表出してきます。目の前の人を少しでもわかろうとするのなら、よく話を聴くだけではなく、その人が発している、有形無形のメッセージを敏感にキャッチしていくことが大切です。
にわか仕込みのワークでしたが(笑)、そんなことを体感していただけたら嬉しいです。
最近、さんさ踊りの、“横笛”の練習をしています。ようやく、それなりに吹けるようになってきました。

みなさん、知ってます?さんさ踊りの横笛の楽譜がどんなものか。出てくる音の順番に笛の指の押さえ方が描いてあり、その絵の横に、太鼓の音を示す(と思われる)カタカナがふってあるんです。そして、音の長さに至っては、全く表記されていない・・・。はっきり言って、初めは、これでどうやったら吹けるようになるのだろう・・・と思いました。
こんなです↓
http://www.ccimorioka.or.jp/sansa/pdf/hue.pdf
ちなみに、太鼓の楽譜は、なんとカタカナのみ。それに左右の表記がしてあるだけなんですよ~。
こんな↓
http://www.ccimorioka.or.jp/sansa/pdf/taniber.pdf

何日か自主練習を重ね、なんとか曲っぽく吹けるようになってきたので、昨日は太鼓の方と合わせてみました。そしたら・・・大体出来ているような気もしましたが、なんだかしっくりこないところがあったんですよ・・・。それで、よくよく楽譜を確認したら、やっぱり間違っていました~(笑)。さすが、伝統芸能!感覚的にも太鼓と合うように出来上がっているんだな~と思いました。

楽譜といっても、上述の通りですから、半分は口伝えで受け継がれていったのだろうと思います。もしかしたら、歴史を重ねるごとに、昔のメロディーから変化をしていって、今のメロディーになっていったのかもしれません。より吹きやすく、太鼓と合っていて、祭りに対するエネルギーを乗せやすいようなメロディーに。そして、そういう意味では、これからも変わっていく可能性もあるのかなと思いました。

さて・・・そんな「伝統」というものの面白さを感じながら、本番までさらに練習に励みたいと思います~。

*横笛と太鼓の略譜は、「盛岡商工会議所」のホームページからダウンロードしたものです。
Powered by ニンジャブログ
Copyright (c) コーチの徒然草 All Rights Reserved
/